年末調整説明会を開催します

宮古法人会では、宮古税務署と共催にて、年末調整説明会を開催します。
会員以外の方も聴講できますので、ぜひお申し込みください。

日 時:令和7年11月11日(火)①10:00~12:00
               ②14:00~16:00
    令和7年11月12日(水)①10:00~12:00
               ②14:00~16:00
会 場:宮古合同庁舎4階会議室(宮古市小山田1-1-1)
内 容:給与支払者向け年末調整事務の説明
受講料:無料
定 員:各回50名
申込み:電話またはFAXにてお申し込みください。
    宮古法人会事務局 TEL0193-63-1214 FAX0193-63-2250


最低賃金引き上げに対する実務セミナーを開催します

宮古法人会では、最低賃金引き上げに対する実務セミナーを、二部構成にて開催します。会員以外の方も聴講可能ですので、ご参加ください。

日 時:令和7年11月5日(水)14:00~16:10
会 場:ホテル近江屋
第1部:14:00~15:00
    『トラブル事例から学ぶ労務管理』
    講師 加藤 勇介 氏(宮古労働基準監督署 署長)
第2部:15:10~16:10
    『賃金引き上げに対応する助成金活用法』
    講師 小笠原 裕一 氏(岩手働き方改革推進支援センター副センター長)
受講料:無料
申込み:10月31日までに、電話・FAX・メールのいずれかにてお申し込みください。
宮古法人会事務局 TEL0193-63-1214 FAX0193-63-2250
メール umineko@miyako-houjinkai.com


社会・経済の動き@しんぶん.yomu第1151号

首相、戦後80年で所管を発表  

石破首相は戦後80年にあたり、「現在の文民統制の制度を正しく理解し、適切に運用していく不断の努力が必要だ」とする所感を発表した。今回の所管は閣議決定を経ない形で首相個人の所管の発表に至ったもの。首相は歴史に学ぶ重要性を説き、「他者の主張にも謙虚に耳を傾ける寛容さを持った本来のリベラズム、健全で強靭な民主主義が何よりも大切だ」と指摘したうえで、「二度とあのような戦禍を繰り返してはならない」と指摘した。

8月の実質賃金、8カ月連続のマイナス  

厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、物価上昇を反映した8月の実質賃金は1.4%減少し、8カ月連続でマイナスとなった。同調査で労働者1人当たりの現金給与総額は30万517円となり、44ヵ月連続で上昇しているものの、物価上昇に追いついていない現状にある。同省では「春闘の効果などがあり賃金は伸びているが、物価が高い状況が続いていて実質賃金はマイナスが続いている」とみている。

日本教員の仕事時間は世界最長  

経済協力開発機構(OECD)が2024年に実施した国際教員指導環境調査によると、日本の教員の仕事時間は1週間当たり小学校が52.1時間、中学校が55.1時間で、いずれもOECD加盟国で最長だったことが分かった。国際平均では、小学校が40.4時間、中学校が41.0時間だった。小中ともに、授業時間は国際平均より短かったものの、学校運営や事務の業務は長くなっている。文科省は学校や教員以外が担うべき業務を明示するなど働き方改革を進めているが、世界的に見ると依然として長時間労働となっている

日銀調査、88%が1年後の物価「上がる」  

日銀の9月生活調査アンケートで、1年後の物価が現在と比較して「上がる」と答えた人が88%だった。食料品などの物価高を背景にインフレが長期化するとの見方が拡がっていることが鮮明だった。リーマン・ショック直前の2008年6月調査以来の高水準となった。また、現在の物価が1年前と比べて「上がった」との回答は94.8%となっていた。物価高を感じている生活者の声は高止まりを続けている。

国民医療費、過去最高の48兆円超  

厚生労働省は2023年度に病気やけがの治療で医療機関に支払われた国民医療費の額は43兆915億円だったと発表した。前年度比3%増となり、過去最高を更新。背景には高齢化や医療技術の高度化、さらにインフルエンザ患者の増加が挙げられている。とくに、65歳以上の高齢者は79万7200円となり、65歳未満の21万8000円に比べ約3.7倍にも達し、65歳以上の医療費は28兆8806億円となり、全体の約6割を占めた。

在留外国人、過去最多の395万人  

法務省は6月末時点での在留外国人は395万6619人となり、昨年末に比べて5.0%増で、過去最多を更新したと発表した。日本の総人口に占める割合は3.21%に達し、出入国在留管理庁では今年末の見通しは415万人になるとしている。また、2025年上半期の外国人入国者数は前年同期比20%増の2137万6170人となり、年間を通じて4500万人規模に達し、過去最高を更新する可能性があるとしている。

企業倒産、12年ぶりの高水準に    

東京商工リサーチは2025年度上半期(4~9月)の全国企業倒産件数は5172件だったと発表した。前年同期比1.5%増となり、上半期としては2013年度以来の高水準だったとしている。倒産の増加は上半期としては4年連続で、背景には人手不足や物価高による小規模企業の倒産が目立っている。人手不足倒産は202件で、内訳では人件費高騰(72件)、求人難(66件)、従業員退職(64件)だった。同社では「経営体力がない企業が雇用条件を向上させる大企業に追いつけずに小規模な企業が倒産に至っている」と分析している。

個人防災対策支出、危機感薄く約5%減  

調査会社インテージが15~79歳の男女を対象にした調査で、「今後投じたい防災対策費」を尋ねたところ、防災対策費は平均5473円だったことが分かった。前年比4.8%減少しており、物価高に加え、能登半島地震での危機感が薄れていると同社では分析している。一方、防災対策ができているかを尋ねたところ、「できている」と答えた割合は1.8%にとどまり、「できていない」「どちらかといえばできていない」は43.2%に上っており、半数近くが防災対策の不備を指摘している。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第1150号

国債利率、17年ぶりに1.7%に引き上げ  

財務省は10年物国債の入札で前回7~9月の表面利率を年1.5%から1.7%に引き上げた。17年ぶりの高水準となる。日銀が今後早期に利上げするとの予測から長期金利の指標である10年債の利回りを実勢金利に近づけた格好となる。表面金利は国債の買い手に支払う利子を指し、逆を言えば支払利子を上げなければ、国債は売れないということになる。ただ、金利上昇により国債費の利払い費は増えることになり、政府にとっては国債の増加が余儀なくされ、政策経費が膨らむリスクともなる。

10月の飲食料品、3千超品目が値上げ  

帝国データバンクの調査によると、10月の飲食料品値上げは3024品目に及び、今回の値上げ率平均は17%になることが分かった。前年10月と比べると、100品目多く、値上げ率も3.4%上昇し、10カ月連続で前年を上回っている。2025年通年での値上げは、12月までの公表分を含め、累計2万381品目となる見通しにある。値上げ要因では、原材料の高騰、光熱費の上昇による生産コスト増、人手不足による労務費の上昇、物流費のコスト増など複合的な要因が重なっている。

公立病院の経常収支、過去最大の赤字  

総務省が発表した自治体が経営する公立病院事業全体の2024年度の経常収支は3952億円の赤字だったことが明らかとなった。赤字となった病院の割合も83%で、過去最高だった。赤字となった要因について、物価高騰や職員給与の引き上げなどのコストアップ分が経営にとって重しとなったことが挙げられている。赤字額は前年度の約2倍近くになっており、同省の担当者は「非常に厳しい状況だ」と指摘している。公立病院の収支は、新型コロナウイルス感染拡大時に国の財政支援で黒字だったが、一転して前年度から赤字に転じている。

金価格、史上初の2万円を超える  

9月29日、国内の金の販売価格の代表的に指標となる田中貴金属工業の店頭小売価格が1グラム=2万18円の最高値となり、史上初めて1グラム当たり2万円を突破した。背景には、高金利だったドルの魅力が薄れ、金利は付かないものの金の需要が高まっている。同社では「中東・ウクライナなど国際情勢で不安要素が多いことも金相場を押し上げている」とみており、「有事の金」頼みの心理状態の写し絵効果を指摘している。

日本の災害リスク、世界17位に引上げ  

ドイツの国際援助団体「開発援助連盟」が発表した2025年版「世界リスク指数」ランキングで、日本の自然災害は前年度より7つ引上げの世界193カ国中17位となった。ランキング評価では、災害の被災度合いでは前年と変わらなかったが、災害に対する社会の脆弱性が高まったことから順位が引き上がっている。背景には、大地震や温暖化に備えて社会構造を変える長期的な戦略の評価が大きく下がったことから、社会の脆弱性が増したと指摘されている。

来春の花粉飛散予測、北・東日本で多く  

日本気象協会が発表した「2026年春の花粉飛散予測第一報」によると、今夏の猛暑や前シーズンの飛散状況の影響から、2026年春の花粉飛散量は西日本では概ね例年並みとなるものの、北日本や東日本では例年より多いとした。前シーズン(2025年春)の花粉飛散量は西日本で例年より多かったが、翌年は雄花の形成が減少することから、来春の花粉飛散は抑えられると見ている。一方、東日本と北日本は前シーズンの飛散状況と飛散量が増加する条件が揃ったとみている。

子どもの「2人目を望む」割合は過去最少    

明治安田生命が「0~6歳」の子どもが1人いる男女を対象に「2人目を望むか」を尋ねたところ、望む人の割合は33.3%となることが分かった。前年比3ポイント減少し、調査を開始した2018年以降で最低となった。「2人目を望む」ことに躊躇する理由を尋ねると、「年齢的に不安」(49.8%)が最も多く、「将来の収入面への不安」(45.5%)、「生活費がかかる」(34.6%)が続き、年齢や金銭的要因が挙げられた。

魅力度、北海道が17年連続で首位  

民間シンクタンク「ブランド総合研究所」は2025年の都道府県魅力度ランキングで北海道が17年連続で首位となった。2位に京都府、3位に沖縄県が続き、トップ3は観光意欲で高得点となっている。調査は観光や居住への意欲など90項目について、20~70代男女からの回答を基にランキングしている。ランキングで大きく順位を上げたのは19位の熊本県で、半導体大手の台湾積体電炉製造(TSMC)が日本初の生産拠点が同県で稼働したことから、「IT・先端技術の県」のイメージから、昨年の26位から上昇している。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第1149号

OECD、世界経済成長率は3.2%  

経済協力開発機構(OECD)は経済見通しで2025年の世界全体の実質経済成長率を3.2%と予測した。6月の前回見通しから0.3ポイント上方修正した背景には、トランプ米政権の関税強化を前に企業が駆け込みで生産や貿易を活発化させたことが挙げられている。主要国の成長率予測では、日本は1.1%、米国が1.8%、中国が4.9%、ユーロ圏は1.2%、それぞれ成長率予測を僅かながら引き上げている。

2024年平均給与、過去最高の477万円  

国税庁の発表によると、民間企業で働く会社員やパート従業員らの2024年の1年間の平均給与477万5000円だった。前年比3.9%増となり、4年連続で増加した。男女別では、男性が586万7000円(前年比18万2000円増)で、女性が333万2000円(同17万4000円増)となった。また、ボーナスは前年より3万2000円増の74万6000円だった。業種別では、電気・ガス・熱供給・水道業が最も高い832万4000円だった。

南海トラフ巨大地震の発生確率を変更  

政府の地震調査委員会は南海トラフ巨大地震の今後30年以内に発生する確率をこれまでの80%程度から60~90%に改訂したと発表した。地震発生確率を改訂するにあたり、江戸時代に起きた宝永地震と安政地震の隆起量のデータに誤差があることから再計算したところ、確率が変わったとしている。南海トラフ巨大地震は駿河湾から日向灘沖までのプレート境界を震源とするもので、平田委員長は「南海トラフ巨大地震が発生する可能性は非常に高く、引き続き防災対策を引き続き進めていただきたい」と警戒と備えを呼び掛けている。

健保組合の前年度決算、半数近くが赤字    

大企業の社員とその家族が加入する健康保険組合連合会1378組合の2024年度決算見込みで660組合が赤字となったことが判明した。赤字組合は660組合で、全体の47.9%を占めたが、前年度の52.6%から改善している。賃上げで保険料収入が増え、145億円の黒字となったが、高齢者医療を支援する拠出額が過去最高額に伸び、約半数の組合で赤字となった。同連合会では「現役世代の負担軽減には、高齢者も一定割合の必要だ」として、高齢者の窓口負担を引き上げるよう求めている。

8月の全国スーパー売上高は2.1%増  

日本チェーンストア協会は8月の全国スーパー売上高は前年同月比2.1%増の1兆1002億円だったと発表した。売上高の7割を占める食料品の店頭価格の上昇から販売額が伸びている。また、食料品の買い上げ点数は減少し続けているものの、店頭価格上昇に加えて、揚げ物やピザなどの総菜販売額が4.0%増となり、全体として1.5%増となっている。一方、衣料品は猛暑の影響から夏物商品が伸び悩み状態にある。

企業の休廃業等、最多ペースで進行中  

帝国データバンクの調査によると、今年1~8月に休廃業や解散をした企業は4万7078件に上ることが明らかになった。前年同期比9.3%もの増加で、2016年以降最多ペースとなっており、同社では「年間では初めて7万件に達する可能性がある」と指摘している。背景には、新型コロナウイルス禍での資金繰り支援が縮小されたことに加え、物価高や後継者不足により、経営の将来が見通せなくなったケースが増えていることが挙げられている。

熱中症による救急搬送者数は過去最多    

総務省消防庁の公表によると、今年5月1日~9月21日までに熱中症により救急搬送された人は全国で9万9573人だったことがわかった。過去最多を記録した昨年を上回り、過去を更新した。65歳以上の高齢者が全体の57.2%を占めた。また、死者は116人で、3週間以上の入院が必要な重症は2201人、短期入院が必要な中等症は3万4063人となっている。救急搬送が過去最多を更新したことについて、同庁の担当者は「記録的な猛暑や梅雨明けが早かったことが影響したと考えられる」とみている。

一般病院の産婦人科・産科は34年連続減  

厚生労働省の医療施設調査によると、2024年10月1日時点で産婦人科や産科がある全国の一般病院は前年比9減の1245施設だったことが判明した。34年連続で減少し、現在の形で統計を開始した1972年以降で最少だった。また、小児科のある一般病院は前年比29減の2427施設で、31年連続で減少していた。全国の医療施設(病院・診療所)は前年比189減の17万9645施設だった。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第1148号

基準地価、訪日客需要で4年連続上昇  

国土交通省は7月1日時点での都道府県地価(基準地価)は、住宅地・商業地・全用途の全国平均が4年連続で上昇したと発表した。上昇率はいずれもが1992年以降で最大値となった。地方圏はいずれもが3年連続で上昇した。背景には、円安によって海外資金が物流工業用地の建設で流入に加え、訪日客の増加でホテルの新設ラッシュが寄与したことが挙げられている。

米政策金利を0.26%引き下げる  

9月17日、米国の連邦準備制度理事会(FRB)は主要政策金利を0.25%引き下げることを決定した。雇用悪化による景気への悪化を危惧し、景気を下支えするため利下げ再開に踏み切った。あと2回開かれるFRB会合で0.5%のさらなる利下げが見込まれている。パウエル議長は「雇用の下振れリスクが高まり、インフレリスクのバランスが変化した」と利下げを決定の理由を述べた。一方、18日の東京株式市場は米国の利下げ決定を受け、4万5303円43銭で取引を終え、史上最高値を更新した。

企業版〝ふるさと納税〟は過去最多に  

内閣府は2024年度に「企業版ふるさと納税」制度を利用し自治体に寄付した額は約631億4千万円だったと発表した。額と寄付件数ともに前年度比1.3倍で、制度が始まった2016年度以降で最多を更新した。また、寄付した企業件数や寄付を受けた自治体は過去最多となった。一方、寄付を受け入れた自治体の使い道では、地域産業や観光などの振興といった「しごと創生」が最多の376億円で、「まちづくり」の113億円が続いた。内閣の担当者は「制度の周知・理解が進んだ結果」としている。

家計金融資産、過去最大の2239兆円  

日銀の2025年4~6月期の資金循環統計で、家計が保有する金融資産の残高は6月末時点で2239兆円だった。前年比1.0%の増加で、過去最大を更新した。金融資産の内訳をみると、投資信託が9.0%増の140兆円、株式等は4.9%増の294兆円となり、それぞれ過去最大を記録した。少額投資非課税制度(NISA)の普及に伴い投資信託が伸びたことに加え、株価の上昇も家計保有金融資産の増加に寄与したと見られる。一方、現金・預金は個人消費が堅調に推移したことや、キャッシュレス化の進展で0.1%減の1126兆円だった。

介護給付費、過去最高の10兆円後半に  

厚生労働省がまとめた介護サービスの利用者負担を除く2023年度の介護給付費は10兆8263億円となり、過去最高を更新した。高齢化を背景に、介護や支援が必要と認定を受けた人は前年度比2%増の708万人と過去最多となり、このうち75歳以上が627万人と大半を占めている。また、65歳以上の高齢者1人当たりの給付費は2.9%増の30万2千円となっている。介護給付費は介護保険制度が始まった2000年度の約3倍に達している。

下水道、全国297kmで道路陥没の恐れ  

国土交通省は古く大きな下水道管を全国の自治体が調査したところ、41都道府県の297kmで道路陥没につながる恐れがある腐食や損傷が見つかったと発表した。このうち35都道府県の72kmは原則1年以内の対応が必要となる「緊急度1」の深刻な劣化が確認された。また、225kmの「緊急度2」は応急措置の上で5年以内の対策が必要と判定された。原則1年以内の対策が必要な下水道管の長さを都道府県別にみると、愛知の約14kmを筆頭に、茨城(約10km)、大阪(約9km)が続いた。

米研究機関、「日本の危険な暑さ」22日増    

米機構研究機関のクライメイト・セントラルは、地球温暖化の影響により日本で6~8月に観測された「危険なほど暑い日」は62日に上ったと発表した。温暖化がなかった場合に比べて22日増加したと分析している。同研究機関は「温室効果ガスの排出量削減が遅れれば、各地の生態系や経済はより多くの被害を受ける」と指摘している。人口100万人以上の日本の都市を対象にした分析では、広島市の「危険なほど暑い日」は55日で、このうち温暖化影響により増加した日数は31日となり、国内最多だった。

首都圏への本社移転は過去10年で最多  

帝国データバンクの調査によると、2025年1~6月に地方から首都圏へ本社機能を移転した企業は200社に上り、過去10年間で最多だったことが分かった。現在のペースで首都圏への企業移転が通年で続けば、1990年以降で初めて400社台になる可能性があると同社ではみており、首都圏への一極集中が強まっていくことになる。地方から首都圏に転入した企業の業種はサービス業の80社が最多で、1990年以降で最多ペースとなっている。次いで、卸売業(34社)、小売業(21社)が続く。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第1147号

100歳以上、過去最多の9万9763人  

厚生労働省が発表した100歳以上の高齢者は9万9763人だったことが分かった。55年連続の増加で、過去最多となる。全体のうち、女性が約88%を占めた。人口10万人当たりの100歳以上の高齢者は80.58人。最も多い都道府県は島根県の168.69人で、13年連続で首位の記録で、高知(157.16人)、鳥取(144.63人)が続いた。なお、2024年の日本人の平均寿命は女性が87.13歳、男性が81.09歳だった

高温耐性米、作付面積が7年で2倍超  

農林水産省のまとめによると、猛暑に強い高温耐性品種のコメが作付面積に占める割合が2024年産は16.3%に達していることが分かった。作付面積ベースでみると、2倍超になっている。2023年産に高温障害が生じ、コメの流通量が低下し、コメ不足や価格高騰を招いた教訓から、政府は支援を強化する。これを受け、同省では高温耐性品種の割合を2026年産で18%に高める計画で、研究開発や種もみの確保を急ぐとしている。

NYダウ、史上初の4万6108ドルに  

ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価の終値が過去最高となる4万6108ドルとなった。前日比617.08ドル高となり、初めて4万6000ドル台に到達した。大幅な株高となった背景には、米連邦準備制度理事会(FRB)が米国での雇用の減速から景気の下支えから利下げを行うとの観測が強まったことから、大幅に値を上げた。一方、IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は157.01ポイント高の2万2043・07となり、4日連続で過去最高値を更新した。

独居高齢者の自宅死、3万人超に  

警察庁のまとめによると、今年1~6月に自宅で死亡した1人暮らしの人は全国で4万913人おり、そのうち65歳以上が3万1525人だったことがわかった。独居高齢者の死亡は全体の77%を占めていた。同庁が「孤独死・孤立死」の実態を把握する一環から昨年から実施しているもの。年齢層別にみると85歳以上が最多で、男女別にみると男性が女性の2倍強に達していた。また、都道府県別にみると、東京都が最多で、大都市圏で多い傾向がみられた。

農水省、コメの年間需要は711万トンに  

農林水産省の今年7月から2026年6月の主食用米の需要見通しで、最大で711万トンとなる見通しであることが判明した。見通しではインバウンド(訪日客)消費などを見込んだ結果、前年の見通しから34万トン増となる。従来の見通しでは、人口減やパン食需要の広がりから、コメの消費量は減少するとの従来の見方を改め、総務省の家計調査などから過去5年間の実績を基に、年間需要を算出している。また、同省は2025年産米の生産量は728~745万トンと見積もった。

8月の企業倒産、12年ぶりに800件超に  

東京商工リサーチの調べで、8月の全国企業倒(負債1千万円以上)は前年同月比11.3%増の805件に上ることが分かった。800件を超えたのは2013年の819件以来、12年ぶりとなる。また、負債総額は6ヵ月ぶりに前年同月を上回り、とくに5億円以上10億円未満が全体の76%を占め、小規模倒産を中心に推移しているとしている。同社では、「業績回復が遅れた中小企業は過剰債務を抱え、年末に向けた資金需要に対応できなければ、倒産が拡大する可能性が高まっている」とみている。

自動車整備士試験申請者、過去最低に    

日本自動車整備振興会連合会によると、2024年度の自動車整備士資格取得の試験申請者数は3万5504人で、過去最低だったことが分かった。ピーク時の2004年度の7万2623人から53%も減少している。同連合会の調査では47%の半数近い事業者が「整備要員が不足している」と答えている。人手不足から、車検や修理で受け入れる車両数を抑える事業者もあった。国土交通省は「資格取得申請者の減少が続けば、必要な自動車整備人材が確保できなくなる」と危ぶむ。

温暖化、砂糖の消費で肥満化に  

英カーディフ大などのチームが発表した英科学誌によると、気温が1度上昇すると、炭酸飲料やジュース、アイスクリームの消費量が増加すると、温暖化が砂糖の消費で肥満化の因果関係を説いた。研究チームは地球温暖化の影響で21世紀末までに平均気温が5度上昇した場合、1日当たりの砂糖消費量は約3グラム増えると予測している。その上で、消費量の増加によって、肥満や心血管疾患につながるため、対策が必要だと指摘している。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第1146号

最低賃金、全国平均は1121円に  

厚生労働省が公表した最低賃金(時給)の47都道府県の2025年度改定額は全国平均で1121円となったことが明らかになった。現行の1055円から66円増となり、過去最高になった。これにより、全都道府県は初めて千円を超えたことになる。最高は東京都の1226円で、最低は沖縄県の1023円だった。例年であれば、適用は10月からとなるが、人件費が増額となる企業への配慮から、6県では来年1月や3月から発効するとしている。

概算要求、3年連続で過去最大に  

財務省の発表によると、国の2026年度一般会計予算の概算要求総額が122兆4454億円だったことが明らかになった。前年度から約4兆8千億円増加し、3年連続で過去最大を更新しており、120兆円を超えるのは初めてとなる。背景には、国債の償還や利払いに充てる国債費が急増したことに加え、膨らむ防衛費や高齢化による社会保障費が過去最大となったことや物価高による必要な政策経費が増えている。

エンゲル係数、歴史的な高水準に  

共同通信が総務省の公表した「家計調査データ」をもとに、家計支出に占める食費の割合、いわゆるエンゲル係数を分析したところ、歴史的な高水準に達していることが分かった。分析によると、道府県庁所在地と東京区部の全国47都市の過去40年のエンゲル係数を5年ごとに平均化したところ、直近の2020~2024年に37都市で最高値となった。2025年は半年分だけしか公表されていないが、コメ価格の急上昇もあり、さらにエンゲル係数は膨らむことが必至な状況にある。

コメ価格先行き見通し、大幅に上昇  

米穀安定供給確保支援機構の向こう3カ月のコメ価格見通しの8月調査によると、前月比23ポイント上昇の69に急上昇したことが分かった。上昇した要因として、新米価格が高値で推移するとの見方が広がってきたことが挙げられている。事実、新米を巡っては農業協同組合(JA)と他業者による集荷が激化するとともに、JAが売上金の一部を事前に支払う概算金が過去最高の水準で、先高観が広がっている。加えて、猛暑による高温障害や少雨による米作への懸念する向きから米価上昇の見方が広がっている。

気象庁、3年連続で「最も暑い夏」  

気象庁は夏(6~8月)の日本の平均気温は平年を2.36度上回り、統計を開始した1898年以降で最高だったと発表した。3年連続で「最も暑い夏」となった。同庁によると、地球温暖化で気温が上昇しており、長期的に見れば、今後も極端に暑い夏が増える可能性が高いと見ている。直近の向こう1カ月は全国的に平年より高温になる見通しを示している。地域別にみると、北日本が平年比3.4度、東日本が2.3度、西日本が1.7度高く、いずれもが統計開始以降で最高となっている。

世界で約7.2億人が栄養失調状態  

国連食糧農業機関(FAO)は報告書で2024年に世界の約7億2千万人が栄養失調状態だったとする推定を公表した。報告書では、栄養失調はここ数年減少傾向にあるものの、アフリカや西アジアで増加が見られると指摘したうえで、食料価格の高騰による影響があるとして、各国政府に貧困層への支援策を講ずるよう訴えている。2030年までに飢餓撲滅を目標に掲げる国連はこの推定を受け、「大きく後れを取っている」と指摘した。

金価格、過去最高値の1万8千円突破  

金価格の指標となる地金大手の田中貴金属工業での店頭販売価格が1グラム当たり1万8001円となり、過去最高値となった。また、買い取り価格も過去最高値の1グラム当たり1万7809円となった。金価格上昇の背景には、金利が付かない金の魅力があり、資金を移動する動きが広がっているとの見方がある。加えて、中東情勢やウクライナ情勢を巡る世界不安の広がりもあり、昔から安全資産と言われる金購入が拡がっているものとみられている。

企業の女性管理職割合は最高の11%  

帝国データバンクの調査によると、企業の女性管理職(課長相当職以上)の割合は平均で11.1%となり、過去最高を記録した。女性管理職の割合は、大企業で8.3%、小規模企業で14.3%となり、小規模ほど割合が高くなっている。政府が掲げる「2020年代の可能な限り早期に30%程度とする」目標に大きく届いていない。女性管理職の割合が低迷する状況について、企業の31.8%は「女性管理職の割合が増加する」とみているが、「変わらない」とみる企業も半数近くの42.7%あった。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第1145号

国債費、前年度比約4兆円増の32兆円台  

財務省は2026年度予算の概算要求で国債償還費と利払費を合わせた国債費として32兆3865億円を計上する方針を固めたことが分かった。前年度比約4兆円増となる。長期金利が上昇していることが背景にあり、30兆円を超えるのは初めてとなる。国債費の内訳をみると、利払い費前年度比24%増の大幅な増加となり、13兆435億円に上り、国債の元本返済に充てる債務償還費は9.3%増の19兆3104億円となる。

上半期出生数、過去最少の33万人  

厚生労働省は2025年1~6月の上半期で生まれた赤ちゃんの出生数は前年同期比3.1%減の33万9280人だったと発表した。上半期としては比較可能な1969年以降で最少となった。現在の状況が続けば、通年で過去最少を更新するとみられている。背景には、若年人口が減少するとともに、晩婚や晩産が拡がっていることが指摘されている。一方、上半期の死亡者数は前年同期比3.1%増の83万6818人となり、自然減は49万7538人となっている。

国税滞納残高、5年連続増の9714億円  

国税庁は2024年度末の国税滞納残高は前年度比4.7%増の9714億円に上ったと発表した。5年連続で増加している。2024年度の徴収決定税額(課税総額)が過去最高の81兆1544億円となったのに伴い、新たに発生した滞納額が増えたことが一因。滞納残高は1998年度末の2兆8149億円をピークに、2019年度末には7554億円まで減少し、2020年度からは増加に転じている。税目別に滞納残高をみると、消費税(3956億円)を筆頭に、所得税(3837億円)、法人税(1318億円)、相続税(499億円)が続いている。

企業の価格転嫁、過去最低の39%  

帝国データバンクのアンケート調査で、企業がコスト増加分を価格転嫁した割合が39.4%となり、約2年ぶりに4割を割り込み、過去最低となったことが分かった。価格転嫁できない理由として企業からは「人件費や物流費、エネルギーコストは影響が多岐にわたっており、取引先や顧客に説明しづらい」との意見が寄せられている。とくに、飲食店や旅館・ホテルなどの業種ほど価格転嫁が進んでおらず、同社では「企業努力だけでは限界に近い」と指摘している。

国保、加入者減で3年連続の赤字  

厚生労働省の発表によると、2023年度の国民健康保険の実質的収支は1803億円の赤字だったことが明らかになった。赤字額は前年度から736億円増加し、3年連続となる。背景には、団塊世代の一部が75歳以上向けの後期高齢者医療保険制度に移行したことにより、国保加入者が減少し、保険料が減ったことが挙げられている。事実、加入者は104万人減少の2309万人で、保険料収入は0.6%減の23兆3876億円となっている。

介護給付費、過去最高の10.8兆円  

厚生労働省は介護サービスの利用者負担を除いた2023年度の介護給付費は過去最高の10兆8263億円となったと発表した。高齢化の進展から、介護保険制度が発足した2000年度の約3倍に上っている。介護や支援が必要として認定を受けた人は前年度末時点から2%増の708万人となり、過去最多となっている。65歳以上の高齢者1人当たりの給付費は2.9%増の30万2千円となっている。

自治体の97%、介護保険持続に危機感  

共同通信社が全国の都道府県知事と市区町村長を対象にしたアンケート調査で、介護保険サービスの提供体制の持続に危機感を抱く首長が97%に上ることが分かった。要因として挙げられた理由として、現場での人手不足や膨らむ費用が挙げられた。危機感を抱く首長に理由を2つまで挙げてもらったところ、「介護現場で働く人が減り、制度の支え手不足」(72%)、「高齢化に伴う介護費の膨張」(60%)が挙げられた。一方、優先的な施策を聞くと、「国の負担割合の引き上げ」が最も多い84%で、「利用者負担2割、3割の対象拡大」(35%)が続いた。

2026年用年賀はがき発行は30%減  

日本郵便の発表によると、2026年用のお年玉付き年賀はがきの当初発行枚数は約7億5千枚だったことが明らかになった。発行枚数は前年比30.1%もの減少で、減少は15年連続となる。ピークだった2004年の44億5千万枚の約17%となる。背景には、近年の物価高を背景に節約志向の広がりから「年賀じまい」傾向が広がるとともに、交流サイト(SNS)の普及が挙げられている。ちなみに、2026年年賀はがきは10月30日から来年1月9日まで郵便局で販売される。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第1144号

長期金利、一時1.61%まで急上昇  

8月21日の国債市場で、長期金利の指標となる新発10年債の利回りが一時1.610%を付けた。長期金利の上昇は約16年10ヵ月ぶりの高水準となる。背景には、日米関税交渉が合意したことや、日銀での追加利上げが早期になるとの見方から高まっていることが挙げられていることから、長期金利が上がったとみられている。加えて、参院選の結果から、野党が躍進したことから、我が国の財政悪化懸念から国債が売られたものとみられている。

概算要求総額、過去最大の120兆円  

国の2026年度一般会計の予算編成で各省庁が財務省に提出する概算要求の総額が120兆円前後となることが明らかになった。3年連続で過去最大を更新する見通しとなった背景には、国債費が最大となる30兆円に膨らむことに加え、物価高から政府の必要経費が膨らんだことが挙げられている。税収は増加しているものの、歳出が賄えないため、国債依存に依存する財政運営は避けられない状況に陥っている。

消費者物価指数、コメ類が90.7%上昇  

総務省は7月の全国消費者物価指数でコメ類の上昇率は前年同月比90.7%となったと発表した。肥料代、輸送費、人件費の上昇などが高止まりしている影響だと指摘されている。コメ類の消費者物価指数は銘柄米の値動きが反映されており、政府が随意契約で大量放出する備蓄米は含まれていない。このため、流通するコメ全体の価格全体を押し下げる効果は限定的だった。なお、7月の消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く)は3.1%上昇の111.6だった。

上場企業の来年3月期は7.8%減益予想  

SMBC日興証券が上場企業の2026年3月期の業績予想を集計したところ、純損益合計額は44兆9397億円の黒字見通しであることが分かった。前期比7.8%の減少の見通しであり、減益予想は6年ぶりとなる。背景には米国の高関税政策による負担増により自動車をはじめとする製造業を中心に減益を見込んでいる。また、中国による安価な製品が流通する鉄鋼は65%の業績減となるとともに、米国関税で貨物の減少が危惧されている海運も54.1%もの業績減を見込んでいる。

高関税が響き、7月の対米輸出額10%減  

財務省は7月の貿易統計で米国向け輸出額は前年同月比10.1%減の1兆7285億円となったと発表した。4ヵ月連続の減少で、米政権による高関税が課せられている自動車の輸出額が28.4%減と大きく下回ったことが響いている。世界全体に向けた輸出額は2.6%減の9兆3591億円だったのに対し、輸入は7.5%減の9兆4766億円となり、貿易収支は2ヵ月ぶりに赤字に転じた。また、米国だけを見た貿易収支は5851億円の黒字となったものの、3カ月連続で減少している。

7月の訪日客、過去最多の343万人  

政府観光局の発表によると、7月の訪日外国人客は前年同月比4.4%増の推計343万7千人となり、7月としては過去最多となった。7月は大災害が起きるとの噂から韓国や香港などで減少したものの、旅行先としての日本訪問への人気は根強いものを浮き彫りにした。2025年1~7月の累計訪日客数は495万5400人で、前年同期に比べ18.4%も伸びている。

上半期、特殊詐欺の被害は過去最悪  

警察庁は2025年上半期(1-6月)の特殊詐欺被害額は約597億3千万円に上ったと発表した。昨年同期の被害額の約2.6倍に上り、上半期としては過去最悪となった。被害額のうち、警察官を名乗り、捜査名目で金をだまし取る「ニセ警察詐欺」が約389億3千万円に上り、特殊詐欺全体の65.2%を占めた。特殊詐欺については、既に昨年の8割を超えるほどになっており、今年は過去最悪となる恐れが高い。

夏休み、一人親家庭41%の子が1日2食  

NPO法人しんざるまざぁず・ふぉーらむが全国のひとり親家庭を対象にした調査によると、子どもたちが学校給食のない夏休み中に38%が「1日2食」、3%が「1日1食」だったことが分かった。また、コメが買えない時が「よくあった」「時々あった」は合わせて66%に上った。物価高騰が続くなかで、食費を切り詰めるなどして日々の生活を送る深刻な状況が浮き彫りとなっている。同法人の小森理事長は「一刻も早い支援を」と訴えている。