社会・経済の動き@しんぶん.yomu第954号

10月消費者心理、コロナ前の水準を回復  

内閣府は10月の消費動向調査で、向こう半年間の消費者心理を示す消費者態度指数(2人以上世帯)は前月比39.2だったと発表した。2か月連続での上昇で、コロナ禍前の2019年12月の水準(39.1)を回復したことになる。基調判断では、9月の「依然として厳しい」との表現を削除し、「持ち直しの動きが続いている」と4か月ぶりに上方修正した。指数を構成する4指標のうち、「雇用環境」「収入の増え方」が改善し、「暮らし向き」「耐久消費財の買い時判断」はわずかに下がった。

コロナ流行「収束遠い」、WHOが指摘  

世界保健機関(WHO)の緊急委員会定例会合で、新型コロナウイルスに関して、ワクチンや治療薬の普及で進展はみられるものの、「パンデミック(世界的大流行)の収束は遠い」と指摘した。とくに、ワクチンの普及が進まないアフリカについて年内までに人口の40%にワクチン接種を完了させるとともに、WHOが緊急使用を承認した全てのワクチンを認可するよう勧告した。さらに、WHOは次世代ワクチン開発や変異株などに関する研究を急ぐよう提言している。

米財務長官、「インフレは一時的」との見解  

イエレン米財務長官は、世界的な半導体不足やエネルギー価格の上昇でインフレ圧力が強まっていることに関し、「インフレは深刻な供給網の目詰まりによる一時的な現象」との見方を示した。その上で、「エネルギー価格は今後、数か月で鈍化し、供給が調整され、物価上昇は正常化して2022年下半期までにインフレ率は低下する」との見方を示した。また、コロナ流行が収束し、人々が職場復帰し国内総生産の伸びが上向き、失業は減るとの見解も示した。

半導体不足で自動車の国内生産5割減  

自動車の国内大手8社の9月の国内生産台数は39万8075台になったことが明らかになった。前年同月比49.7%減となり、コロナ感染拡大が響いた昨年5月(同61.8%減)以来の下落幅となった。背景には、世界的な半導体不足に加え、コロナ流行が深刻化したマレーシアをはじめ東南アジアからの部品調達が停滞し、生産が大きく落ち込んだことが挙げられている。第一生命経済研究所では「日本の景気後退の元凶の1つとなる可能性がある」と指摘している。大手8社の世界生産は同35.5%減の155万9465台だった。

国保保険料、上限額を年102万円に  

厚生労働省が社会保障審議会の医療保険部会に国民健康保険(国保)の保険料の年間上限額を来年度から3万円引き上げて、年額102万円とする方針を示した。保険料の引き上げ対象となるのは単身で年収約1140万円以上の世帯となり、全体の1.58%が保険料引き上げ対象。国保は医療費給付の増加が見込まれており、その対応としての保険料引き上げとなるが、高所得者の負担を厚くし、中所得層以下の負担が増えないよう配慮した狙いが伺える。

人事委勧告で全都道府県のボーナス減に  

共同通信の集計調査で、都道府県職員の2021年度給与改定に関する人事委員会勧告により期末・勤勉手当(ボーナス)は全都道府県で引き下げとなることが分かった。新型コロナウイルス感染拡大で民間企業のボーナスが減っていることに対応した勧告に基づいたもの。給与は民間企業水準と大きな差異はないとして、都道府県の全てで据え置きとなった。勧告に基づき改定された場合、行政職の平均年収が最も低いのは鳥取の548万円(平均43.2歳)で、最も高い東京は665万円(同41.1歳)となる。

9月新規求人は6.6%増も産業別で差  

厚生労働省は9月の新規求人数は前年同月比6.6%増の80万8144人だったと発表した。主要産業別にみると、製造業が同32.4%もの大幅な増加で、情報通信業が同9.0%増、建設業が住宅建設や改修工事の需要を背景に同5.7%増となっている。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の影響が直撃して営業自粛となった宿泊・飲食業は同7.5%減だった。新規求人で、コロナの影響による回復の差がみられた。

2021年ヒット消費番付の横綱「生鮮食品」  

三井住友カードが発表した「キャッシュレスデータで見る2021年ヒット商品番付」で、横綱に輝いたのは「生鮮食品」だった。番付は同社が保有するキャッシュレスデータを基にしたもので、横綱の「生鮮食品」は、リアル店舗で+142%、オンラインで+160%の伸びで、コロナ禍での巣ごもり消費を浮き彫りにしている。大関にはリアル店舗が「ペット関連」(+120%)、オンラインが「映画・動画」(+107%)となり、関脇には、リアル店舗が「コンビニ食品」(+74%)、オンラインが「ホビー・娯楽品」(+71%)となった。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第953号

貿易収支、原油高が響き赤字約4千億円  

財務省は2021年度上半期(4~9月)貿易統計で貿易収支は3898億円の赤字となったと発表した。原油価格の高騰に加え円安が進んだことでの赤字となったもので、半期ベースで2期ぶりの赤字となった。また、9月の貿易収支でみると、6228億円の赤字で、原油価格の高騰に加えて、部品調達が難航して減産を強いられた自動車の輸出額が前年同月比40.3%もの急激な落ち込みとなった。国別貿易収支では、米国が2兆9202億円の黒字だったものの、対中国は9675億円の赤字となっている。

米財政赤字、過去2番目の規模に  

米財務省は、2021年会計年度(2020年10月~2021年9月)の財政赤字は2兆7700億ドル(約315兆円)となったと発表した。前年度は過去最大の3兆1000億ドルの財政赤字となっており、これに次ぐ2番目の規模となった。背景には、前年度に続いて、新型コロナウイルス対応での財政出動により歳出が大きく膨らんだことが挙げられている。

2021年エネルギー価格、8割上昇  

世界銀行は2021年エネルギー価格が前年比で83.4%上昇するとの予測を発表した。世銀の予測によると、2021年の原油価格は69.7%上昇の1バーレル=平均70ドルとなり、20222年も平均74ドルで高止まりするとみている。従来予測を超えるエネルギー価格の上昇により、「短期的には世界的なインフレの大きなリスクとなり、長期化すればエネルギー輸入国にとって足かせになる」と世銀では報告書で分析している。

9月、生保支払は過去最多の10万件超  

生命保険協会の発表によると、9月の保険金や給付金の支払いは過去最多の10万2579件となったことが明らかになった。支払われた保険金や給付金も約181億円となり、過去最多となった。新型コロナウイルス感染拡大が保険金・給付金支払いを増加させたことが背景にある。支払い内訳をみると、死亡保険金が1268件で約73億円、入院給付金が10万1311件で約108億円となっている。生保各社は新型コロナ感染者に、保険金や入院給付金だけでなく、自宅療養者にも入院給付金を支払う特別措置が講じられたことにより支払額が増えている。

健保連2020年度決算、約3千億円黒字  

健康保険組合連合会(健保連)の発表によると、2020年度の決算見込みは1388組合全体で2952億円の黒字だったことが明らかになった。健保連は大企業の社員ら約2882万人が加入している健康保険組合。新型コロナウイルス感染拡大で受診を控える動きが広がったことを背景に、保険給付が前年度比2113億円減ったことから黒字となり、黒字額は前年度比454億円増えている。健保連では「受診控えという特殊事情で黒字が維持できた」としながらも、「依然、厳しい財政状況が続く」とみている。

ホームヘルパーの4人に1人が高齢者  

公益財団法人介護労働安定センターが行った調査によると、介護が必要な人の自宅を訪問して日常生活を支えるホームヘルパー(訪問介護者)のうち、65歳以上の割合は25.6%に上ることが分かった。65歳以上の割合は。ホームヘルパー以外に、看護職などを含む介護事業者の従業員全体では12.3%、それ以外の一般の介護職が9.4%となっている。平均年齢は50.9歳だった。また、ヘルパー不足を感じている事業所は80.1%に上り、人手不足の実態にあることが明らかになった。

大卒離職者は依然3割台も僅かに減少  

厚生労働省の発表によると、2018年に3月に大学を卒業して就職した人のうち3年以内に仕事を辞めた割合は前年比1.6%減の31.2%だったことが分かった。3年内離職率は依然3割台にあるが、同省担当者は「2020年度はコロナ禍で雇用環境が悪化したため、転職活動を控えたのではないか」と僅か減少したことについて分析している。高卒者でみると、同2.6ポイント減の36.9%となっている。

会社員の半数近くが「地方移住」に興味  

リクルートが東京都内の20~59歳の会社員に「地方や郊外に興味があるか」を尋ねたところ、「とても興味がある」「興味がある」と答えた人は46.6%に上ることが分かった。同社では「新型コロナ禍でテレワークが広がり、柔軟な働き方が可能になったことが影響している」とみている。興味があると答えた人が想定している地方・郊外への移動所要時間は「1時間から2時間以内」が最多の43.3%で、「1時間以内」(31.8%)、「2時間以上」(15.6%)が続いた。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第952号

IMF、経済成長の下振れリスク増大を指摘  

国際通貨基金(IMF)が発表した最新の世界経済見通しによると、新型コロナ感染再拡大や世界的なインフレにより、景気回復の勢いが鈍化しているとして、「経済成長の下振れリスクは増大している」と指摘した。このため、2021年の世界経済成長率は7月時点から0.1ポイント下方修正して5.9%になると予測した。日本については2021年の見通しは前回から0.4ポイント引き下げの2.4%となるとしたが、2022年はワクチン普及により0.2ポイント引き上げの3.2%になるとしている。

国内景気の基調判断、「持ち直し弱まる」  

政府は10月の月例経済報告で国内景気の基調判断について「持ち直しの動きは続いているものの、そのテンポが弱まっている」と発表した。9月での基調判断では後半部分について「このところそのテンポが弱まっている」としていたものの、比較的短期間を示す「このところ」を削除し、回復が弱含みであることを示した。個別項目で挙げられた輸出では9月に「緩やかな増加が続いている」から「増勢が鈍化している」とし、公共投資でも「高水準にあるものの、このところ弱含んでいる」と下方修正した。

ガソリン価格、7年ぶりに162円を突破  

資源エネルギー庁が10月13日に発表したレギュラーガソリン価格は162円10銭だった。前週より2円10銭値上がりし、6週連続での値上がりで、7年ぶりの高水準となった。また、軽油は前週比2円値上がりの141円90銭、灯油は同31円値上がりの1814円となった。背景には、産油国での原油増産に慎重な姿勢を示していることが挙げられている。家計への負担が増すだけでなく、製品価格への価格転嫁から世界的にコストプッシュインフレの懸念も出てきている。

全国の新型コロナ関連倒産は2218件  

帝国データバンクは新型コロナウイルスの影響による倒産は昨年1月から今年10月15日までの間に全国で2218件に上ったと発表した。倒産発生月別では、2021年3月と9月が最多の176件となっている。業種別では、コロナの影響が直撃した飲食店が377件で最多となっており、建設・工事業(226件)、食品卸(118件)、ホテル・旅館(113件)が続いている。都道府県別にみると、東京都の476件が最多で、大阪(228件)、神奈川(128件)が続いた。

原油高が響き、企業物価は高水準に  

日銀が発表した9月の国内企業物価指数〈2015年平均=100〉は前年同月比6.3%上昇の106.4だったことが分かった。企業物価指数は生産や卸売りの段階で企業間取引する商品価格の変動を示す指数。9月は原油や木材価格が高騰したことが背景にある。品目別にみると、ガソリンといった石油・石炭製品が32.4%、木材・木製品が48.3%とそれぞれ上昇している。円ベースの輸入物価指数は円安を背景に31.3%上昇し、1981年1月以降で最大の上げ幅となっている。

不登校の児童・生徒、最多の19万人  

文部科学省の問題行動・不登校調査によると、全国の国公私立の小中学校で30日以上欠席した児童・生徒は19万6127人だったことが明らかになった。前年比1万4855人増え、過去最多を記録した。文科省では「コロナが影響した」とみており、「コロナの影響で昨春の一斉休校などで生活のリズムが乱れやすくなって不登校が増加した」と分析している。また、初めて調査したコロナ感染不安などを理由に30日以上登校しなかった小学生は1万4238人、中学生は6667人に上っている。

読書、「紙の本のみ」が最多の5割超    

楽天グループが運営するオンライン書店「楽天ブックス」のユーザーを対象に「読書習慣に関するアンケート調査」で、読書の頻度は「毎日」が最多の23.4%だったことが分かった。次いで、「週1~2回」(18.7%)、「週に3~4回」(16.1%)が続いた。紙の本と電子書籍の利用状況を尋ねたところ、「紙の本のみ」(53.2%)が最も多く、「どちらも利用する」(39.9%)、「電子書籍のみ」(4.4%)となっていた。紙の本を理由する理由では、「紙の本の読書に慣れているから」が最多だった。

6割強がテレワーク疲れを実感  

健康食品などの会社であるキューサイが週3日以上自宅でテレワークをしている20~50代の男女を対象にした調査によると、64.6%の人が「テレワーク疲れを感じている」と答えていることが分かった。テレワーク疲れを感じているのは30代が最多の76.0%で、20代の69.2%が続いていた。また、オフィスで働いていた時と比べ、52.1%の人が「睡眠の質が悪くなった」と答えていた。他方、コロナ終息後もテレワークの継続を希望する人は80.0%に上った。

「インボイス制度対策セミナー」をオンラインにて開催します

「インボイス制度対策セミナー」を、オンラインにて開催します。

 定員に空きがある為、10月13日まで申込受け付けます。

 聴講をご希望の方は、メール本文に氏名・法人名・メールアドレスを記載のうえ、宮古法人会までメールにてご連絡ください。

   申込先メールアドレス umineko@miyako-houjinkai.com

 尚、申し込み締め切り日に達した為、URL・QRコードからの申し込みは出来ませんのでご了承ください


社会・経済の動き@しんぶん.yomu第951号

WTO、2021年世界貿易は10%増に  

世界貿易機関(WTO)は2021年の世界の貿易量は前年比10.8%増になるとの見通しを発表した。3月末に発表した見通しより2.8ポイント増となった背景には、新型コロナウイルスの世界的な流行前の水準に貿易量が拡大してきたことが挙げられている。地域別にみると、2021年の輸出量の伸びが最も多くなると見込まれているのはアジアでの14.4%増で、逆に輸入量が最も多いと見込まれるのは南米の19.9%増となっている。

2023年から最低法人税率15%で合意  

経済協力開発機構(OECD)は各国共通の最低法人税率を15%とすることで最終合意したと発表した。OECD会合に非加盟国を含む140カ国の中で136カ国が合意したもので、2023年から実施される計画となっている。約100年ぶりに国際法人課税ルールの大幅な見直しとなり、今後、各国で国内法の改正や条約締結といった手続きが進められる。また、会合では巨大IT企業の税逃れを防止する狙いからデジタル課税の導入でも合意した。

ワクチン2回接種は全人口の6割を超える  

政府の発表によると、10月4日時点で、新型コロナウイルスワクチンの2回接種を終えた人が全人口の60.9%に達していることが明らかになった。2回接種を終えた人を年代別にみると、65歳以上は89.4%に達し、65歳以下は41.8%となっている格差の背景には、若い世代ほど接種が進んでいない状況にある。また、厚生労働省の発表によると、2022年1月から1億2千万回分のワクチンの追加供給を受ける契約をファイザー製薬と締結したことを明らかにした。9月にワクチンの3回目の追加接種が決定したことを受けた対応である。

OPEC、大幅増産の見送りで合意  

石油輸出機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成される「OPECプラス」は閣僚級会合で、計画を上回る増産を見送ることで合意した。この合意を受け、原油価格の代表的な指標となる米国産のWTI先物相場は1バーレル=78ドル台に上昇し、約7年ぶりの高値となった。世界的に経済回復局面でのエネルギーの供給不足は深刻化しかねない。経済産業省が発表した10月4日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は3年ぶりに160円となり、4週連続で値上がりしている。

入学者の理系女性の割合、日本最下位  

経済協力開機構(OECD)に加盟する国で、比較可能な36カ国の大学など高等教育機関に入学する女性の割合を分野別に調べたところ、日本は理系分野で平均を大幅に下回り、最下位だったことが分かった。分野別で理系の女性の割合は、「自然科学・数学・統計学」で27%、「工学・製造・建築」で16%となっていた。OECDは日本における状況について、「男女で著しい差が生じている。女性に理工系分野に進む夢を与える必要がある」と指摘している。

国家公務員男性の育休、初の50%超  

人事院の発表によると、2020年度に育児休暇を取得した国家公務員の男性は3090人で、前年度より1411人多いことが分かった。取得可能な対象者である男性職員に占める割合も51.4%となり、初めて50%を超えた。育休取得期間を見ると、2週間以上1か月以下が最多の50.6%で、5日以上2週間未満が18.4%、5日未満が3.5%となり、1か月以下の短期取得が全体の4分の3を占めていた。政府は1か月以上の取得を掲げており、取得の長期化への取り組みが求められている。

都道府県別「魅力度」、北海道が首位  

ブランド総合研究所が20~70代男女を対象にした2021年都道府県別魅力度ランキング調査したところ、北海道が13年連続で首位となった。2位には京都府、3位は沖縄県で、前年と同じだった。最下位は茨城県で、昨年の最下位だった栃木県は41位にランクアップした。調査は魅力度や認知度など89項目を尋ねたもので、9割近くの人が北海道を「魅力的」と答えるとともに、訪れてみたい「観光意欲度」でも首位となった。市区町村別でも、1位が札幌市、2位が函館市と、北海道から選ばれた。

2020年のバナナ輸入額、過去最高に  

2020年のバナナの輸入金額は1059億円に上り、比較可能な1979年以降で最高を記録したことが明らかになった。総務省が発表している家計調査によると、2020年の1世帯当たりのバナナ購入額は4387円で、果物で最高だった。バナナは価格も手頃なことや血圧下げる機能があることに加え、新型コロナ感染拡大による巣ごもり需要もあり、消費が拡大したことが背景にある。昨年の輸入数量は106万8千トンで、輸入先はフィリピンが75.3%、エクアドルが12.7%を占めていた。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第950号

日銀、企業短観で5四半期連続の改善  

日銀は9月の企業短期経済観測調査(短観)で業況判断指数〈DI〉が大企業製造業で前回調査(6月)から4ポイント上昇のプラス18だったと発表した。5四半期連続で改善した背景には、海外での経済回復による需要が拡大し、輸出や生産が伸びたことが挙げられている。ただ、2か月後の先行きに関しては、コロナ感染状況での不透明感が強いことなどから、4ポイント下落のプラス14を見込んでいる。

民間給与は2年連続で減少に  

国税庁は民間企業で働く人が2020年の1年間に得た平均給与は433万1000円だったと発表した。民間給与実態統計調査によるもので、前年比0.8%減で2年連続での減少となった。新型コロナウイルス感染拡大で経済活動が収縮した影響によるもので、宿泊業をはじめ幅広い業種で給与が減ったことを浮き彫りにしている。平均ボーナス額は前年比8.1%減の64万6000円で、20009年のリーマン・ショックが響いた20009年の同13.2%減に次ぐ下落率となった。

中国の原子力発電量、仏を抜き世界2位  

世界原子力産業現状報告2021年版によると、2020年の中国の原子力発電量は前年比4.4%増加の3450億キロワット時となったことが明らかになった。中国の原子力発電量はフランスを抜き、米国に次いで世界第2位となった。2020年の世界全体の原子力発電量は2兆5530億キロワット時で前年比約4%減となっている。世界全体での原子力発電の比率は約10%で、ピークだった1996年の17.5%から大幅に依存度を下げている。

今冬の原油、1バレル=100ドル超の懸念  

米バンク・オブ・アメリカ(BofA)の指摘によると、世界的なエネルギー不足が響き、今冬に原油価格が1バレル=100ドルを突破しかねないことが明らかになった。天然ガス価格は原油換算で1バレル当たり約190ドルに達する水準にあり、デーィゼル油への需要の高まりで原油価格も押し上げられかねないとBofAは分析している。原油価格が高騰に向かうことになれば、経済危機を起こしかねないとみていて、「世界中で新たにインフレ圧力が高まる事態になりかねない」と指摘している。

東北・秋田新幹線を初めて減便へ  

JR東日本の発表によると、11月8日から新型コロナウイルスの影響で乗客が減少していることを理由に、東北新幹線・秋田新幹線の定期列車を減便することが明らかになった。新幹線の定期列車を減便するのは初めてとなる。JR東日本では「利用状況をみて減便を取りやめる時期を決定する」としている。減便は1日当たりで計7本になる。同社によると、両新幹線の今年1~8月までの乗車率は新型コロナウイルス感染拡大前の同時期比で3~4割程度にまで落ち込んでいた。

4割超の私大で定員を割り込む

日本私立学校振興・共済事業団の2021年度調査で、今春入学者が定員割れをした四年制の私立大学は全体の46.4%にあたる277校だったことが分かった。一方、入学者が前年度より増えた私立大は93校あった。前年度まで4年連続での減少となっていたが、今年度は15.4ポイントの増加に転じている。ただ、私立大学の定員全体に占める入学者の割合を示す定員充足率は2.8ポイント減の99.8%となり、調査開始の1999年以降で初めて100%を割り込んだ。

新500円硬貨、11月1日に2億枚発行  

財務省の発表によると、新500円硬貨を11月1日に発行することが明らかになった。2021年度は2億枚の発行を予定しており、発行当初は新硬貨を手にする機会は少ないものと見込まれている。現在、現行の500円硬貨は約50億枚流通しているとされ、新硬貨発行後も通常通り利用できる。新硬貨には、偽造防止対策として、2色を組み合わせて製造され、硬貨の内側に小さい字で「500YEN」「JAPAN」と記してある。

有給休暇でやりたいことの首位は「旅行」  

求人情報サイト運営会社のビズヒッツが働く男女を対象に、「有給休暇が取れたら、したいこと」を尋ねたところ、1位は「旅行」だったことが分かった。2位に「ダラダラ過ごす」、3位に「掃除・模様替え」が続いた。また、「可能であれば、有給休暇は連続何日取りたいか」を尋ねたところ、最多は「5日」で、「3日」、「7日」、「4日」の順で続いた。最多の「5日」は前後の土日を加えることで9日連続の休暇が取れるとする回答者の意向があるものと思われる 。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第949号

OECD、2021年成長率を5.7%に下げ  

経済協力開発機構(OECD)は2021年の世界全体での実質経済成長率は5月公表時点より0.1ポイント引き下げ、5.7%になるとの見通しを発表した。引き下げ要因として、OECDは「感染力が強い変異株の拡大や世界的な半導体不足で自動車生産などへの影響が深刻さを増している」ことを挙げている。新たな経済見通しで、日本は前回より0.1ポイント引き下げの2.5%と見込んでおり、世界全体の成長率の半分以下にとどまるとしている。

基準地価、2年連続でマイナスに  

国土交通省は2021年の基準地価(7月1日時点)は住宅地・商業地・工業地などを含む全用途の全国平均が前年比0.4%の下落となったと発表した。2年連続で前年を割り込んだ背景には、新型コロナの感染拡大禍にあって宿泊や飲食などサービス業の低迷が長期化していることが地価にも反映したことが指摘されている。商業地の全国平均は0.5%下落し下げ幅は前年比0.2ポイント拡大、住宅地の全国平均は0.5%下落したものの、下げ幅は0.2ポイント縮小した。

中国、仮想通貨を全面的に禁止  

中国人民銀行はビットコインなど暗号資産(仮想通貨)の関連事業を全面的に禁止すると、9月24日発表した。発表された通知では「仮想通貨が経済、金融秩序を乱し、賭博やマネーロンダリング(資金洗浄)など犯罪を引き起こしている」と指摘したうえで、金融リスクを封じる狙いから仮想通貨の全面禁止を打ち出した。インターネットを通じ中国国内にサービス提供することも含めて禁じるとしている。仮想通貨から派生した金融商品や人民元との交換といった業務も禁止される。

2021年、M&A件数は過去最高に  

M&A助言会社のレフコの集計によると、1~8月の合併・買収(M&A)件数は2794件に上り、統計を開始した1985年以降、同期では過去最高を記録したことが明らかになった。同社では、年間ベースでみると、これまで最高となった2019年の4088件を超える見通しにあるとしている。M&Aが急激に進展している背景について、大手証券では「コロナ後の成長を見据える企業の投資意欲が高まっている」と分析している。

雇用調整金支給額、製造業が25%占める  

厚生労働省の集計によると、昨年1月24日~今年6月末までに新型コロナウイルス禍で打撃を受けた企業への支援での雇用調整助成金の支給決定額は3兆6546億円に上ったことが明らかになった。産業別にみると、製造業が最も多い9414億円で全体の25.8%を占めた。次いで、卸売・小売業(5750億円)、宿泊・飲食業(5340億円)、運輸・郵便業(4436億円)、生活関連サービス・娯楽業(2711億円)が続いた。この5業種で全体の4分の3を占めている。

最低賃金、7割の企業が「経営に影響」  

リクルートが採用担当者向けサイトのメールマガジン会員を対象に最低賃金引上げの影響についてのアンケート調査によると、約7割の企業が影響を受けていたことが分かった。企業の影響では、「事業計画など経営全般にかかわる影響がある」と答えたのは半数の50.1%で、「採用計画の変更など経営の一部に影響がある」(19.4%)としており、約7割の企業で影響があった。他方、「若干の賃金変更はあるが、経営の影響は小さい」(20.1%)、「全く影響はない」(10.3%)との回答もあった。

マイナカード、保険証代替運用を本格化へ  

厚生労働省は社会保障審議会医療保険部会で、10月20日から健康保険証代わりにマイナンバーカードを使える仕組みを本格運用することを明らかにした。しかし、マイナンバーカードを使えるシステム改修を終えた医療機関は全体の5.6%にとどまっており、本格運用の開始後も利用は限られることになる。本格運用に伴い、病院や薬局といった医療機関は患者の過去の商法薬などの情報が見ることができるとともに、患者自身も処方薬の履歴が閲覧できるようになる。

コロナ関連の言葉は定着傾向に  

文化庁の2020年度「国語に関する世論調査」によると、新型コロナウイルスに関連して用いられる言葉で、6割以上の人が「不要不急」「3密」「ステイホーム」はそのまま使うのがいいと受け入れていることが分かった。コロナ関連の言葉でそのまま使うのがいいとの多かったのは、「不要不急」(67.2%)、「コロナ禍」(66.8%)、「3密」「ステイホーム」(61.1%)だった。一方、「ウィズコロナ」は29.7%と低く、7割近い人が「説明を付けた方がいい」「他の言い方がいい」と指摘している。

第37回法人会全国大会(岩手大会)オンライン視聴のURLのお知らせ

 第37回法人会全国大会(岩手大会)は、昨今の新型コロナウィルス感染状況を鑑み、オンライン方式で開催されます。
 記念講演会は、どなたでも無料で視聴可能です。
 なお、本大会は当日のLIVE配信のみで、大会終了後のアーカイブ配信は行いません。

 日時:令和3年10月7日(木)14:00~15:00
 
 演題:「ユーザーイン経営」

 講師:大山 健太郎 氏(アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役会長



社会・経済の動き@しんぶん.yomu第948号

東証株価、約31年ぶりに最高値を更新  

9月14日、東京株式市場の日経平均株価の終値が前日比222円73銭高の3万0670円10銭となった。バブル経済崩壊後の1990年8月1日以来約31年ぶりに終値が最高値更新した。また、東証第1部の全企業の株式時価総額は過去最大となった。背景には、新型コロナワクチンの2回接種が人口の半分を超えたとの政府発表を受け、経済が正常軌道に回復するとの見通しに加え、新政権への経済対策への期待感が挙げられている。

世界の債務残高は最大の3京円を突破  

国際金融協会(IIF)の発表によると、民間部門も含めた世界の債務残高は2021年4~6月期で296兆ドル〈約3京2千兆円〉に達していることが分かった。1~3月期と比べ、4兆8千億ドル増加しており、各国での新型コロナ感染防止や経済対策などで財政出動を余儀なくされている実態を浮き彫りにしている。ただ、ワクチン接種の進展による経済の持ち直しから国内総生産(GDP)比でみると、1~3月期と比べると9ポイント下がっているものの、353%で依然として高い水準にある。

6月末家計金融資産、最高の1992兆円  

日銀は4-6月期の資金循環統計で、家計が保有する金融資産の残高は前年同期比6.3%増の1992兆円になったと発表した。過去最高を更新した背景には夏季賞与の支給が押し上げ要因となり、現金・預金が同4.0%増の1072兆円となり、預金残高も過去最高の970兆円に達した。現預金以外の内訳では、株式等が同30.0%増の210兆円、投資信託が同28.7%増の89兆円となった。一方、企業の金融資産は同8.4%増の1226兆円となった。日銀の国債保有は540兆円で国債残高に占める割合は3月末時点から0.4ポイント低下した。

働く高齢者、過去最多の「4人に1人」  

総務省の発表によると、65歳以上の高齢者推計人口は3640万人となり、総人口に占める割合が29.1%となり、いずれも過去最高となったことが明らかになった。国連の調査によると、2021年の高齢者の総人口に占める割合は日本が最上位で、2位のイタリア(23.6%)、3位のポルトガル(23.1%)を上回っている。また、同省の労働力調査によると、2020年の高齢者の就業者数は過去最多の906万人で、高齢者のうち就業している人は25.1%で、4人に1人が働いていることになる。

100歳以上の高齢者、最多の8万6千人人  

厚生労働省の発表によると、全国の100歳以上の高齢者は昨年比6050人増えて過去最多の8万6510人になったことが明らかになった。51年連続で最多を更新している。女性が全体の88.4%を占めており、女性の長寿を浮き彫りにしている。男性は初めて1万人を突破し、1万60人となった。人口10万人当たりの100歳以上の数は68.54人で、都道府県では島根が9年連続最多の134.75人だった。

世界の若者、95%が「気候変動」不安抱く  

イギリスのバース大など欧米の大学専門機関が米国や英国など世界10か国(日本を除く)の16~25歳の1万人を対象にした調査結果の公表によると、95%が気候変動とその影響が「心配」と答えていることが分かった。また、75%の若者が「未来が怖い」と答えるとともに、約4割が「環境危機の不安から将来子どもを持つことにためらいを覚える」と答えていた。さらに各国政府の危機対応に関して、「自分たちや将来の世代を裏切っている」(58%)、「対応策の影響について噓をついている」(64%)という辛辣な声も聞かれた。

認知症の人が保有する住宅は221万戸  

第一生命経済研究所は認知症の人が保有する住宅は2021年現在で全国に221万戸あるとの推計結果を発表した。推計調査は、総務省の住宅・土地統計調査と厚生労働省の年齢別の認知症有病率を基にしたもので、2025年には244万戸、2040年には280万戸にまで増えると見込んでいる。同研究所では「認知症で判断能力が不十分になると売却は難しく、本人が介護施設などに移った場合には空き家になるリスクが大きい。家族らと事前に対策を話し合っておくことが重要だ」と指摘している。

子どもの好きな野菜、「トマト」が1位  

タキイ種苗が20歳以上の男女で12歳以下の子どもがいる家庭を対象に、子どもが好きな野菜を尋ねたところ(複数回答)、1位には「トマト」(大人75.0%:子ども56.5%)だった。2位に「ジャガイモ」(大人74.2%:子ども54.5%)が続いた。子どもが好きな野菜に挙げたトマトは10年連続で1位となった。嫌いな野菜では、大人は「セロリ」「ゴーヤー」の順で、子どもは「ゴーヤー」「セロリ」の順だったが、大人も子どもも嫌いな理由として「味が苦手」を挙げた。

ご希望の小冊子を配布いたします

宮古法人会では、下記の小冊子をご希望の方に無料で配布いたします。

①「令和3年度 源泉所得税実務のポイント」
②「令和3年度 会社取引をめぐる税務Q&A」

是非、日常業務でご活用いただければ幸いに存じます。
配布をご希望の方は、事務局へご連絡をお願いいたします。
FAXでお申し込みの場合、申込書にご記入の上送信ください。

【宮古法人会事務局】TEL0193-63-1214/FAX0193-63-2250
          MAIL umineko@miyako-houjinkai.com