社会・経済の動き@しんぶん.yomu第970号

ロシアのウクライナ侵攻で世界同時株安  

2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻したことで、東京株式市場の日経平均株価の終値は約1年3か月ぶりに2万6000円を割り込んだ。アジアや欧州、米国でも全面安となり、世界同時株安の様相を呈した。一方、原油価格は欧米の先物取引で一時、1バーレル=100ドルを突破するという7年6カ月ぶりの高値となった。逆に、金価格は過去最高値を更新した。さらに、東京外国為替市場での為替相場低リスクとされる円が買われ、円高が進んだ。

出生数、6年連続で過去最少を更新  

厚生労働省の人口動態統計によると、昨年の出生数は前年比約3万人少ない84万5897人だったことが明らかになった。6年連続で過去最少を更新した。一方、昨年の死亡者数は戦後最多となる145万2289人となり、2年ぶりに増加に転じた。出生数から死亡数を差し引いた人口の自然減は過去最大の減少幅となる60万9392人となった。少子化と人口減少が進んでいる実態にあり、将来、社会保障制度の維持が困難視され、抜本的な見直しが早晩迫られてくることは避けられない。

国産のコロナ治療薬、初の承認申請  

塩野義製薬は厚生労働省に新型コロナウイルス対応の飲むタイプの治療薬の承認申請を行った。国内製薬メーカーが開発した飲み薬の承認申請は初めてとなる。塩野義製薬ではスピーディーな審査が可能な「条件付き早期承認制度」の適用を希望しており、申請を受けた厚労省では「早期実用化に向け優先して迅速に審査を進める」との前向きな姿勢を示している。申請された治療薬は重症化の有無を問わずに投与できるなどの制限が少ないのが特徴となっている。

地価、100地点のうち55地点で上昇  

国土交通省は1月1日時点の地価動向報告で、3大都市圏と主な地方都市の計100地点のうち55地点で上昇したと発表した。昨年10月1日時点より15地点が増え、上昇が半数を超えたのは2020年4月時(73地点)以来、1年9か月ぶりとなる。横ばいが28地点、下落は17地点となっている。調査対象の商業地(全68地点)は新型コロナ感染症が響き、上昇が11増の25地点だった。住宅地(全32地点)は4増の30地点だった。

ネット広告、マスコミ4媒体を初めて上回る  

電通の発表によると、2021年の国内広告費でインターネットが新聞、テレビ、雑誌、ラジオを合わせた「マスコミ4媒体」の合計額を初めて上回ったことが分かった。ネット広告は前年比21.4%もの大幅な増加で、広告費も2兆7052億円だった。屋外広告や折り込み広告などを含んだ広告費全体では10.4%増の6兆7998億円で、ネット広告が4割近くを占めており、デジタル化の進展を浮き彫りにした。ただ、広告費はコロナ禍以前の2019年(6兆9381億円)には届いていない。

移住希望地、2年連続で静岡が首位  

NPO法人ふるさと回帰支援センターが発表した移住希望地の都道府県ランキングによると、静岡が2年連続で首位となった。ランキングは同センターを訪れた相談者を対象にアンケート調査したもので、静岡に次いで、福岡、山梨、長野が続いた。静岡は県と市町が連携して移住フェアを開くなど積極的で、東京へのアクセスが良いことが評価されたものともみられる。同センターでは「コロナ禍で都会の人間関係が希薄化する中で、人と人のつながりを求める女性の間で地方への関心が高まっている」とみている。

東京ディズニー入園者数、8億人を超える  

東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入園者数が2月26日に8億人に達した。1983年4月に東京ディズニーランドが開園してから38年318日目での達成となった。運営するオリエンタルランドによると、開業5~8年で1億人ペースでの来園者数だったが、2013年9月に東京ディズニーシーが開園してからは4年未満で1億人ペースにと早まってきている。ただ、新型コロナ感染が広まり、入場者制限もあり、ペースは落ちていた。

マイカー維持、月1~2万円未満が最多  

定額カーリースを展開するナイルが、20~50代男女を対象に月々の自家用車にかかる費用を尋ねたところ、「1~2万円未満」(33.9%)が最多であることが分かった。「1万円未満」(27.9%)、「2~3万円未満」(21.9%)が続き、「5万円以上」という向きも5.9%いた。年代別にみると、20代では「3~5万円未満」が最も多い一方、50代は「1万円未満」が最多となり、年代が上がるにつれ、マイカーに掛ける費用が下がっていく傾向がみられた。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第969号

50年ぶりに日本「円」の実力が低水準に  

国際決済銀行(BIS)は日本の「円」の総合的な実力を示す「実質実効為替レート」(2010年=100)で、1月の数値は67.55だったと発表した。1972年6月以来約50年ぶりの低水準だった。「円」の数値の低さは、円安の進行や物価低迷により「円」の購買力が落ちていることを浮き彫りにしている。数値が大きいほど、海外からのモノを安く購入することを意味しており、「円」の実力が下がっている状況にあることは、物価上昇の要因となり、川下である家計にとっては重しとなる。

2021年度国民負担率は最大の48%に  

財務省は2021年度の国民負担率は48.0%になるとの見通しを発表した。国民負担率は国民や企業が所得に占める税金や社会保険料の負担の割合を示すもので、前年度より0.1ポイント増となる。増加となった背景には、新型コロナ感染拡大により国民所得が減少したことで負担割合が高まったことが挙げられている。同省は、2022年度の負担率は国民所得が増加するとの見込みから前年度より1.5ポイント減の46.5%になるとの推計も併せて発表した。

1月貿易赤字、過去2番目の2兆円超  

財務省は1月の貿易統計で貿易収支は2兆1911億円の赤字だったと発表した。2014年1月に次いで過去2番目の赤字額で、貿易収支の赤字は6カ月連続となった。輸出は世界的な経済回復を背景に前年同月比39.6%増の8兆5231億円と伸びたものの、原油高や円安の進行により輸入額が大幅に増加したことが貿易収支の赤字となった背景にある。エコノミストは「貿易収支は当面、赤字が続く可能性が高い」と指摘している。さらに、ウクライナ情勢で資源価格が高騰することが危惧されている。

有事の「金」、先物取引で最高値に肉薄  

日本取引所グループ傘下の大阪取引所で金先物の取引で指標価格が一時1グラム当たり7020円に上昇した。取引時間中として2020年8月7日に過去最高値(7032円)に迫るものとなった。高値となった背景には、ウクライナ情勢への警戒感が強まったことから、有事の「金」が買われた。「金」は戦争や経済危機に陥った際にも、価格が暴落しない「安全資産」であるとされており、金を求める投資家の心理で金価格が上昇する要因が背景にある。

世界の半導体売上高、初の5千億ドル超  

米国半導体工業会は2021年の世界の半導体売上高は前年比26.2%増の5559億ドル(約64兆3千億円)になったと発表した。過去最高の売上高となり、5千億ドルを突破したのは初めてとなる。背景には、自動車や家電メーカーを中心に半導体不足が深刻化し、半導体メーカーが大幅に生産を拡大し供給したことが背景にある。内訳をみると、演算処理に使うロジック半導体が30.8%増、記憶装置に使うメモリが30.9%増、自動車や家電に使うアナログ半導体が33.1%増となっている。

保健所職員の2割超が残業80時間超  

自治労が保健所や保健センターの職員を対象に昨年1年間の労働実態調査を行ったところ、約23%が過労死ラインにあたる月80時間以上の時間外労働を経験したことがあると回答していることが分かった。新型コロナウイルス対応にあたったことが主因で、月200時間を超える職員も約1%いた。また、「この1年間でうつ的症状があったか」を尋ねたところ、約36%が「あった」と答えていた。感染拡大の前後で増加した業務を尋ねたところ、電話対応が最多で、事務作業、積極的疫学調査が続いた。

医学部合格率、初めて女子が逆転  

文部科学省が医学部医学科を設置する全81大学が実施した2021年度の入試で、女子の平均合格率(13.60%)が男子の平均合格率(13.51%)を上回ったことが分かった。記録がある2013年度以降で初めて女子が逆転した。2013年から18年度までの6年間の全国の合格率平均は、男子が11.25%、女子が9.55%と1.18倍もの格差があった。同省では「男女でほとんど差のない結果で、女子への差別的な扱いがなくなったことが大きく影響したのではないか」と分析している。

2021年国内旅行費、過去最少の9兆円  

観光庁の発表によると、2021年の日本人の国内旅行消費額は前年比8.5%減の9兆1215億円だったことが明らかになった。新型コロナウイルス感染拡大影響したことや、観光支援事業「Go Toトラベル」が再開できなかったことで最少を更新することとなった。2021年の延べ旅行者数は9.0%減の2億6711万人で、1人当たりの交通費・飲食などの旅行支出額は宿泊旅行で、平均4万8876円、日帰りでは1万7564円となっている。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第968号

日本のコロナ経済対策総額は293兆円  

内閣府が発表した「日本経済に関する報告書」によると、新型コロナウイルス感染拡大で政府が行った経済対策の事業規模の総額が約293兆円に上ることが分かった。国内総生産(GDP)換算にすると54%に相当し、主要国の中で対GDP比では最も高くなっている。報告書では、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が断続的に出されたことやワクチン接種が進んでいなかったことが景気回復の遅れにつながったとしている。この経済対策には201年11月に閣議決定された78兆9千億円は含まれておらず、コロナ対応での財政出動は一段と膨らむものとなっている。

企業物価指数、36年ぶりの高水準に  

日銀は1月の国内企業物価指数(2015年=100)は109.5だったと発表した。1985年9月時の110.0以来の高水準だったことが明らかになった。企業物価指数は企業間で取引されるモノの価格を示すもので、円滑に販売価格に転嫁できなければ企業経営は収益が確保できないことになる。帝国データバンクの調査によると、1月後半時点で、約8割の企業で原材料価格高騰などの影響が出ていると答える一方、36.3%の企業が「価格転嫁が全くできていない」と答えている。

ロシアのウクライナ侵攻、緊迫感増す  

2月12日、バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領とのウクライナ情勢に関する電話会談が行われたが、平行線をたどり、緊張状態が一段と増し、ロシア軍によるウクライナ侵攻の可能性が高まっている。会談でバイデン大統領は「侵攻となれば、広範囲にわたる人的被害が生じる」としたうえで、「米国は同盟国と共に断固対応し、迅速で厳しい代償を負わせる」と強い警告を発した。ロシア軍と米国をはじめとしたNATO軍との武力衝突となれば、世界的な経済的ダメージが懸念されている。

昨年の実質賃金、0.3%の微増  

厚生労働省の毎月勤労統計2021年分によると、平均現金給与総額は月額31万9528円だったことが明らかになった。前年比0.3%の微増にとどまり、名目賃金から物価変動を差し引いた実質賃金指数は前年と横ばいだった。パートタイム労働者の残業代などの所定外給与は同6.7%減の2495円となり、コロナ禍で仕事が減っている状況が浮き彫りとなった。

国の借金、最大を更新の1218兆円  

財務省は国の借金は2021年12月末時点で1218兆4330億円になったと発表した。国の借金は、国債と借入金、政府短期証券を合計したもので、2021年は新型コロナ対応で国債発行が膨らんだことで、前年同期より約6兆円増えている。国の借金を総人口で割ると、国民1人当たり約971万円の借金を抱えている計算になる。財務省では、2021年度末には約86兆円増え、約1304兆円になると見込んでいる。

新型コロナで失われた婚姻数約11万件  

東京大学の仲田教授らの推計調査結果によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、失われた婚姻数は2年間で約11万件に上ることが分かった。感染下にあって、経済的な不安が大きくなったことや出会いが減少したことが背景にある。また、これだけの婚姻数の増加がなければ、今後、数年で約21万人の出生数の減少につながることを指摘している。婚姻数や出生数は長らく減少傾向に歯止めがかからず、コロナがここにも大きな影を落とした。

パックご飯の生産量過去最高を更新  

農林水産省の発表によると、2021年のパックご飯の生産量は前年比4.3%増の23万4064トンだったことが分かった。6年連続で過去最高を更新した背景には、従来から需要が高かった単身や共働き世帯で重宝されていることに加え、新型コロナウイルス感染の広がりから巣ごもり需要も加わったことが挙げられている。生産量は10年前と比較すると、約7割も増加し、1個200グラムの標準サイズで換算すると約12億個製造されたことになる。

シニアは「戦争のない社会」実現を希望  

大和ネクスト銀行が60~70歳のシニア世代と20代の若者を対象に世代間の意識ギャップの調査で、シニアは「戦争のない社会」、若者は「誰もが働きやすい社会」を第一に実現を望んでいることが分かった。実現したい社会を尋ねたもので(複数回答)、シニアは、「戦争のない社会」(61.2%)、「いじめ・ハラスメントのない社会」(58.8%)、「誰もが働きやすい社会」(52.2%)の順だった。一方、若者は、「誰もが働きやすい社会」(39.4%)、「いじめ・ハラスメントのない社会」(35.8%)、「出産や子育てがしやすい社会」(34.2%)の順だった。

健康セミナー(2月15日)の中止について

 2月15日(火)に開催を予定しておりました、女性部会主催の健康セミナー「笑って!免疫力アップで健康の秘訣」ですが、コロナウイルス感染が市内でも拡大し、未だ終息の見えない状況を鑑み、誠に勝手ながら中止させて頂くこととなりました。  
 参加をご検討いただいておりました皆様にはご迷惑をお掛けすることと存じますが、参加者、関係者の健康・安全面を第一に考慮した結果中止することとなりました。何卒ご理解を頂きますようお願い申し上げます。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第967号

OECD加盟国、消費者物価6.6%上昇  

経済協力開発機構(OECD)の発表によると、2021年12月の加盟38カ国の消費者物価指数は前年同月比6.6%上昇したことが明らかになった。1991年以降で30年ぶりの高水準となった。背景には、原油や天然ガスといったエネルギー価格が同25.6%と急激な上昇になったことに加え、食品価格も6.8%上昇したことがある。日本は0.8%の上昇にとどまったが、米国は7.0%、英国が4.8%、ドイツが5.3%とそれぞれ上昇した。

輸入品の23%を中国に依存する日本  

内閣府は公表した「世界経済の潮流」で、日本が中国からの輸入依存度が高い品目は輸入全体の23%に上る実態にあることを明らかにした。2019年時点で、全体の約5千品目のうち、中国からの輸入が金額換算で5割以上を占めているのは1133品目に上っている。公表された「世界経済の潮流」の中で、特定国からの輸入が過半を占めていることに関し、「主要輸入国先で何らかのショックが起きると原材料供給にも制約が起こりやすい構造だ」と指摘したうえで、サプライチェーン(供給網)強化の必要性を訴えている。 

2021年の国内宿泊者数は3億人  

観光庁は宿泊旅行統計で、2021年に国内の旅館・ホテルに宿泊した人は3億1575万人だったと発表した。コロナウイルス感染拡大が始まった2020年比では4.8%減だったが、コロナ禍以前と比べると47.0%減となっている。比較が可能な2011年以降、2年連続で最少を更新している。2021年の宿泊者の内訳では、日本人が前年比0.1%増の3億1154万人、外国人が同79.3%減の421万人だった。観光事業支援策として計画された「Go To トラベル」の再開のメドが立っておらず、宿泊事業者の苦悩は続いている。

農産物の輸出額、初の1兆円超え  

農林水産省は2021年の農林水産物・食品の輸出額は1兆2385億円になったと発表した。前年比25.6%増で、9年連続で過去最高を記録し、1兆円を超えたのは初めてとなる。経済活動の回復傾向から日本食レストランなどの外食や家庭用の需要が増えたことに加え、インターネットでの通信販売も拡大した。輸出先の国・地域別では、中国が35.2%増の2224億円で、2020年まで首位だった香港(2190億円)を抜き、首位となった。

60カ国でオミクロン派生型を確認  

新型コロナのオミクロン株の一種である派生型「BA・2」が日本を含む世界60カ国で確認された。「BA・2」はオミクロンの主流型を上回る感染力を持つとされ、「ステルス(隠れ)オミクロン」とも呼ばれて、主流型を上回る感染力を持つとされている。厚生労働省のまとめによると、1月23日までに国内の検査で47例確認された。現時点で、「BA・2」が重症急増やワクチンの無効化を示す結果はないものの、各国では警戒感を強めるとともに、専門家が分析を進めている。

国外に保有財産額は4兆1千億円  

国税庁の発表によると、外国に5千万円を超える資産がある人に提出を義務付けている「国外財産調書」の2020年分を集計したところ、提出件数は1万1331件で財産総額は4兆1465億円だったことが明らかになった。提出件数は7年連続で増加したが、総額は前年比2.6%減となり、初めて減少に転じた。保有財産の内訳をみると、有価証券が2兆1225億円、預貯金が7208億円、建物が4523億円だった。  

雇用保険料引き上げを閣議決定  

政府は雇用保険料率の引き上げを盛り込んだ雇用保険法改正案を閣議決定した。保険料率は2段階で引き上げるとして、現在の労使合わせて賃金の0.9%を、4月に0.95%に、そして10月に1.35%に引き上げる。保険料率引き上げの背景には、新型コロナウイルス感染拡大によって、雇用調整金の支給額が急増し、コロナ以前までに積み立ててきた財源が枯渇しかねない状況にあった。2段階引き上げではなく、4月に一度に引き上げることに関しては、今夏の参院選への政治的配慮から見送られた。

理想の上司、男性はウッチャンが6年連続  

明治安田生命保険が就職予定の学生や会社員、公務員などを対象に、「理想の上司」で思い浮かぶ有名人を尋ねた調査によると、男性は内村光良、女性は水ト麻美がそれぞれ首位に選出された。2人は6年連続で首位に選ばれたが、親しみやすさややさしい印象が人気を集めたとされている。また、30~50代の社会人に聞いた「理想の新入社員」では、男性は大リーグの大谷翔平選手で、女性は競泳の池江璃花子選手が首位に選ばれた。大谷選手は6年連続で首位に選出されている。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第966号

全国の新型コロナ感染者、過去最多に  

1月29日時点での全国の新型コロナウイルス感染者数は過去最多の8万4937人に上った。2日連続の8万人超えとなり、1週前と比べ、約1.5倍に増えている。また、感染者の増加に伴い、病床使用率が11府県省で50%を超えており、医療のひっ迫が危惧されてきている。病床使用率が最も高かったのは和歌山の89.5%だった。現在、まん延防止等重点措置が34都道府県で適用されているが、第6波の感染のピークは不透明である。

家計の資産残高、過去最高の3072兆円  

内閣府の国民経済計算によると、2020年末時点での一般国民や自営業などを合わせた家計の資産残高は3072兆7千億円に上ることが明らかになった。増加は2年連続で、比較可能な1994年以降で過去最高となった。背景には、新型コロナウイルス感染拡大で消費が控えられたことや、国民に一律10万円を交付した特別定額給付金が家計資産残高を押し上げたことが挙げられている。家計資産残高に政府や法人、金融機関などを加えた国全体では、資産から負債を差し引いた正味財産(国富)は0.3%減の3668兆5千億円となっている。

日本のスマホ料金、主要国で最安に  

ICT総研の調査によると、昨年12月時点で日本のスマートフォン料金がデータ容量2ギガバイトと20ギガバイトのプランで、欧米などの主要6カ国で最安となったことが分かった。日本の2ギガバイトのプランは1477円、20ギガバイトが2445円となっている。最も料金が高かったのは米国で、データ容量無制限はフランスが最も高かった。ドコモをはじめ携帯各社が政府の料金値下げ要請に基づき、割安プランを導入したことが背景にある。

6割超の企業で仕入単価が「上昇」  

帝国データバンクが企業を対象にした調査によると、仕入れ単価が前年同月と比較して「上昇した」と答えた企業は64.2%に上ることが分かった。仕入単価が上昇したと答えた企業のうち、販売単価も上昇したとする企業は43.8%で、「変わらない」(47.9%)「低下した」(6.3%)という価格転嫁ができていない企業は54.2%となっており、半数を超える企業で価格転嫁ができていない状況にあった。原油や木材などの原材料価格の高騰で、企業にとっては、いかに価格転嫁を進めるかが、ウイズコロナの時代に重要な企業戦略といえる。

ガソリン価格、13年ぶりの高値水準  

資源エネルギー庁は1月24日時点でのレギュラーガソリンの小売価格は1リットルあたり170円20銭だったと発表した。3週連続での値上がりで、170円台となったのは13年4か月ぶりとなる。原油先物価格が上昇していることに加え、ウクライナを巡るロシアと米国などNATOとの対立から産油国であるロシアからの供給混乱が生ずるのではないかとする懸念が一段と原油価格を押し上げている。レギュラーガソリン価格が最も高かったのは長野県での1リットルあたり177円90銭だった。

協会けんぽ保険料率、最高は佐賀県  

全国健康保険協会(協会けんぽ)の2022年度の全国平均は前年度と同じ10.0%に据え置くことが決定した。都道府県ごとに、かかった医療費や年齢別の加入者数などから決められているが、最も高かったのは佐賀県の11.0%で、逆に、最も低かったのは新潟県の9.51%だった。保険料率の差は1.49ポイントとなった。前年度から引き上げとなったのは29県で、18都道府県は引き下げとなった。新料率は4月納付分(3月支給)から適用となる。  

トヨタ、2年連続で販売台数が世界一  

トヨタ自動車はグループであるダイハツ工業と日野自動車を含めた2021年の世界での販売台数は前年比10.1%増の1049万5548台だったと発表した。2位のフォルクスワーゲンの888万2千台を大きく上回り、2年連続で世界一となった。世界的な半導体不足が叫ばれる中、予め半導体在庫を積み増して備えていたことが奏功したことに加え、主要市場としているアジアや北米での需要を取り込んだことで販売台数を伸ばした。

個人の温室効果ガス削減量を見える化  

環境省は個人の温室効果ガスの削減量を「見える化」する実証実験を新年度から5か年計画で始めることを発表した。実証実験では、人工知能(Ai)などのデジタル技術を用い、個人のCO2排出量を客観的に証明するシステムを構築し、削減量に応じてポイントなどを付与するとしている。具体的な仕組みとしては、同意を得た個人の行動履歴をIoTやスマートフォンの位置情報アプリなどを通じた脱炭素につながる行動履歴を収集し、一人一人の二酸化炭素の削減量を算出するとしている。

宮古法人会新春の集い(1月27日)中止について

 1月27日に開催を予定しておりました宮古法人会新春の集いですが、新型コロナウイルスについて、市内でも感染拡大が相次いでいる状況を鑑み、誠に勝手ながら中止させて頂くこととなりました。
 急な変更となりご迷惑をお掛けすることと存じますが、参加者、関係者の健康・安全面を第一に考慮した結果中止することとなりました。何卒ご理解を賜ります様お願い申し上げます。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第965号

12月の輸出入は過去最高を記録  

財務省は2021年12月の貿易統計で、輸出は前年同月比17.5%増の7兆8814億円、輸入は同41.1%増の8兆4638億円とり、輸出入ともに過去最高となったと発表した。輸出から輸出を差し引いた貿易収支は5824億円となり、5か月連続での赤字となった。輸出は自動車生産が回復するとともに鉄鋼が伸び、他方、輸入は原油高が響いたことが背景にある。同時に発表された2021年通年での貿易収支は1兆4722億円の赤字だった。

原油先物価格、7年ぶりの高値水準に  

1月19日の東京商品取引所で中東産原油の先物価格が1キロリットル当たり5万9020円となった。前日比310円高く、5万9千円を超えるのは、約7年2か月ぶりとなった。世界的な経済回復からエネルギー需要が急激に増していることが背景にある。また、ニューヨーク原油先物相場でも米国産標準油種(WTI)の2月私も、1バーレル=85ドル台後半を付け、2014年10月以来、約7年3か月ぶりの高値水準となっている。今後、一段の物価上昇要因となることは避けられそうにない。

2021年訪日客数は過去最少の24万人  

観光庁は2021年の訪日客数は24万5900人となり、統計が開始された1964年以降で最少だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大により、日本における水際対策が講じられたことや各国での渡航制限が影響している。2020年比でみると、94.0%減で、過去最大の減少率を記録した。他方、日本人の出国者数は2020年比83.9%減の51万2200人となり、1969年並みの水準まで大きく落ち込んだ。訪日客数がコロナ感染前にまで戻るかは先行き不透明である。

  2021年自殺者数、2年ぶりに減少  

厚生労働省の発表によると、2021年の自殺者数は2万830人となったことが明らかになった。2020年はコロナ禍の影響で11年ぶりに増加に転じたものの、昨年は2年ぶりに減少した。人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺死亡率は全国では16.5となり、男女別にみると、男性が22.5、女性が10.8となっている。また、都道府県別にみると、山梨が23.7で最も高く、青森(23.6)、新潟(21.2)が続いた。

過疎の自治体、初めて5割超に  

総務省は2020年の国勢調査を受け、人口減少や財政力の法的基準に応じた「過疎地域」に指定される自治体が2022年度に全国で885市町村に上ることが明らかになった。東京23区を除く全国1718市町村のうち51.5%にあたり、1970年に指定制度が開始されて以降、過疎自治体が初めて5割を超えた。政府が返済の7割を負担して自治体を支援する過疎対策事業債(過疎債)の費用として、本年度当初予算で5200億円を計上しており、人口減少で過疎地域指定が増えれば、増額は避けられない。

終末時計、過去最短の「残り100秒」  

アメリカの原子力科学者の団体がノーベル賞受賞者を含む科学や安全保障の専門家らの検討に基づき人類が滅亡するまでの残り時間を象徴的に示している「終末時計」で、今年も過去最も短い「100秒前」との見解を示した。終末時計は人類が滅亡する時刻を「午前0時」と想定し、危機がどの程度差し迫っているかを象徴的に示すもの。今年は核戦争や気候変動の脅威をはじめ、安全ではないとして、一昨年発表された過去最短の残り100秒を据え置いた。  

2021年、中古車登録は過去最低に  

日本自動車販売協会連合会は2021年の国内中古車登録は前年比2.7%減の372万8751台だったと発表した。過去最低となった背景には、半導体不足などにより自動車メーカーが新車を減産せざるを得ない状況に陥り、中古に回る台数が減ったことが挙げられている。中古車の登録台数は2年連続で減少し、車種別にみると、乗用車が2.9%減、トラックが0.8%減となっている。中古車の登録が減少したことで人気が高まり、中古車の落札価格は高値水準で推移している。

消防団員数、最少を更新の80万人  

総務省消防庁は昨年4月1日時点での全国の消防団員数は80万4877人だったと発表した。前回調査の2020年4月時点より1万3601人少なく、過去最少を更新した。若者の消防団離れに加え、コロナ禍で勧誘活動が停滞したことが背景にある。消防団は全市区町村にあり、団員数は1952年のピーク時には200万人以上だったが、年を追うごとに減少してきている。消防庁では団員確保に向け、これまで1回あたりの出動時の報酬を「5千円以下」から今年4月以降は「8千円」にするよう求めている。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第964号

2022年世界成長、4.1%に下方修正  

世界銀行は最新の世界経済見通しで2022年の世界全体の実質成長率は4.1%になるとの予測を発表した。新型コロナウイルスの新変異株オミクロン株の感染拡大や物価高が響き、前回予測した昨年6月時点から0.2ポイント下方修正した。世界銀行は「世界経済は2021年の力強い回復から、著しく鈍化し始めている」と指摘している。日本については、コロナワクチン接種が進み経済活動が盛んになるとして0.3ポイント上昇の2.9%の成長になると予測した。

企業物価指数、伸び率は過去最大  

日銀は2021年12月の企業物価指数は前年同月比8.5%の108.7だったと発表した。2021年の年間を通じた指数は前年比4.8%上昇の105.1となり、比較可能な1981年以降で最大の伸び率となった。12月の伸び率は過去最大となった昨年11月に次いで2番目の大きさとなった。背景には、原油高や原材料価格の高騰に加え、円安による輸入物価の上昇が響いたことが挙げられている。企業にとっては原材料の仕入れ価格が膨らみ、製造コストが上昇し、適正な価格転嫁が進むかが焦点となる。

基礎的収支、2025年度黒字化を堅持  

内閣府は1月14日開催された経済財政諮問会議で国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)について、黒字化目標としている2025年度達成を堅持する考え方を示した。席上、岸田首相は2025年度達成について「変更が求められる状況にないことが確認された」と強調した。試算では国内総生産(GDP)成長率は名目で3%、実質で2%程度を見込んでいるが、2020年度までの20年間で3%を超えたのはわずか1回だけで、達成を困難視する向きが少なくはない。

日銀調査、8割近くが「物価、上がった」  

日銀の2021年12月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、77.4%の人が「前年比で物価が上がった」と答えていることが分かった。消費者が原材料高や円安での輸入品価格が上昇していることを実感し始めたものとみられる。また、1年前と比べ景気が「良くなった」と答えた割合から「悪くなった」と答えた割合を差し引いた指数はマイナス45.8と厳しい状況にあることを示したものの、5四半期連続で改善している。

米消費者物価が7%上昇、インフレ加速  

米労働省は2021年12月の消費者物価指数が前年同月比7.0%上昇したと発表した。上昇率は1982年6月以来、39年ぶりの大きさで、エネルギー価格の高騰やコロナ禍からの需要回復に供給面が追い付いていないことを浮き彫りにしている。世界的にインフレの動きが見られ、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は議会公聴会で「物価上昇が予想以上に長引き高水準になれば、より多く金利を引き上げる」との見解を示し、利上げを積極的に進める考えを明らかにした。

薬剤師数、先進国の中で日本が突出  

経済協力開発機構(OECD)が発表した医療に関する報告書によると、日本の人口当たりの薬剤師数は先進国の中で最多であることが分かった。日本の薬剤師数は2018年時点では約31万人で、人口10万人当たり190人に上り、2位のベルギーの127人を大きく上回っている。日本は厚生労働省が薬剤師のチェック機能を働くよう「医薬分業」を進めるうえで、病院外の薬局の調剤報酬を高くしてきた結果、薬局数が増加したことが背景にある。日本の薬局の調剤報酬は英国やドイツの3倍前後に達している。  

 公用文に「?」「!」使用が可能に  

文化庁の文化審議会は国家公務員の文書作成の手引きとなる「公用文作成の考え方」について、文部科学相に建議した。建議で、改める変更点では、「?」(疑問符)や「!」(感嘆符)の扱いについて、一般の人が見る広報文や発言の記録で相手に伝わりやすい場合があるため、使用できるとした。また、横書きの読点として「,」(コンマ)を使うとされてきたが、「、」(テン)を原則とすることとした。これまでの基準となっていた「公用文作成の要領」は1952年に通知され、今回の建議で70年ぶりに見直しとなる。

大学生の就職内定率、微増の83%  

文部科学・厚生労働両省の調査によると、昨年12月1日時点での今春卒業予定で就職を希望する大学生の就職内定率は前年同期比0.8ポイント増の83.0%だった。前年より回復しているものの、微増にとどまり、今後、新型コロナウイルスのオミクロン株の急拡大で企業の採用活動に影響が危惧されている。このため、文科省は各大学に対し、学生に充実した求人情報を提供するとともに、感染防止の観点からオンライン面接の対策を指導するなど支援策を講ずるよう求めている。

社会・経済の動き@しんぶん.yomu第963号

2022年度、国債発行額は215兆円  

閣議決定された2022年度予算案での国債発行額は前年度当初計画から20兆9703億円少ない215兆380億円となり、当初予算ベースでみると3年ぶりの減少となった。歳入で経済回復を背景に税収の増加を見込んだことから国債発行額を減らしたもの。国債発行額が減少したとはいえ、満期を迎えた国債の返済に充てる借換債は5兆7474億円増の152兆9404億円にも上り、借金依存体質の国家財政にあること言うまでもない。

消費支出、4か月連続での減少に  

総務省は2021年11月の2人以上世帯の家計支出は1世帯当たり27万7029円で、物価変動を除く実質で前年同月比1.3%減少となったと発表した。4か月連続での減少となった。鉄道運賃などの「交通・通信」は5.8%増加したものの、外食が3%減少したことに加え、野菜類や魚介類といった食材への支出も減少している。今年に入り、オミクロン株による感染が広がってきており、エコノミストは「消費の停滞感が強まる」との見方も出てきている。

日銀の国債保有残高、13年ぶり減少  

日銀の発表によると、2021年末時点での国債保有残高は521兆1195億円だったことが明らかになった。2020年末時点と比べ14兆3903億円少なく、前年比で減少は2008年以来13年ぶりとなる。2%の物価上昇目標を掲げる日銀は、市中から国債の買い上げなどの大規模な金融緩和政策を推進してきているが、保有国債残高が減少に転じた実情にエコノミストからは「事実上の量的緩和の縮小」と受け止める声も出ている。

2021年交通事故死、過去最少に  

警察庁のまとめによると、2021年の交通事故での死者数は前年比203人減の2636人だったことが明らかになった。統計が残る1948年以降で最も少ないものとなり、過去最少を5年連続で更新した。交通事故による死者数は1970年に過去最悪となる1万6765人を記録したが、近年は減少傾向が続いている。65歳以上の高齢者の死者数は前年比76人減少の1520人で、死者全体に占める割合は57.7%で、過去最高となった。都道府県での交通事故死者数は神奈川県が最多(142人)で、島根県が最少(10人)だった。

2021年の国内新車販売台数は3%減  

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会の発表によると、2021年の国内新車販売台数は前年比3.3%減の444万8340台だったことが明らかになった。前年比での減少は3年連続で、背景に世界的な半導体不足やコロナウイルス感染拡大で東南アジアからの部品調達が難航したことの影響が挙げられている。販売台数は東日本大震災の影響のあった2011年以来10年ぶりの低水準。軽自動車以外の自動車は2.9%減の279万5818台、軽自動車は3.8%減の165万2522台だった。

ビール市場、17年連続で縮小  

ビール大手4社が発表したビール類の2021年販売実績によると、4社ともに前年を割り込み、ビール市場は17年連続で縮小していることが明らかになった。新型コロナウイルス感染拡大により飲食店の酒類提供が規制されたことで業務用は各社ともに大きく落ち込む一方、「家飲み」需要により缶ビールで大きな伸びが見られたが、前年を上回ることはなかった。ビール大手各社は2022年度事業計画で、2026年にビール類が税額統一されることを視野にビールの新商品を投入する計画を打ち出している。  

 個人証券、1年で273万口座の増加  

日本証券業協会の集計によると、20219月末時点での個人証券口座数は約2876万に上ることが明らかになった。1年前と比べ約273万口座が増えており、2022年内には3千万口座を超える見通しにある。個人証券口座数が急激に増えている背景には、低料金サービスを売りにするインターネットによる株式投資する層の裾野が広がっている。また、新型コロナウイルス感染拡大で将来不安などから、同協会では証券投資の必要性を感じる人が増えたことも挙げられている。

世界の認知症患者は2050年には3倍に  

米ワシントン代などの研究チームの推計で、世界の認知症患者数は2019年の5700万人から2050年には約3倍の1億5300万人に達するとの推計結果を発表した。増加の主な原因として人口の増加と高齢化の進展が挙げられている。研究では認知症のリスクとされている喫煙・肥満・高血糖・低教育歴の4項目の推移を考慮したもので、全ての国で患者は増加するとの見方を示している。日本は対象国の中で最も増加率が低い(1.27倍)とされたが、2050年には524万人に達するとみている。